BALLISTIK BOYZ、大切な一瞬に寄り添う“シャッターを切る振り付け” NiziU、優里、平井大ら楽曲にも通ずるカメラを通した視点
BALLISTIK BOYZ from EXILE TRIBE(以下、BALLISTIK BOYZ)がニューシングル『SUM BABY』を8月4日にリリースした。表題曲はチルタイムにぴったりな爽快感溢れるサウンドに、7人のスキルフルな歌やラップが乗ったサマーチューン。MVではプールやBBQ、ゴルフなどを全力で楽しみ、夏を満喫するメンバーが映し出されており、BALLISTIK BOYZの和気あいあいとした雰囲気が伝わってくる。キャッチーな振り付けも印象的で、特にファンの間で話題となっているのがサビで登場する、“シャッターを切る”ようなポーズ。タイトルにもなっている〈SUM BABY〉のフレーズに合わせて、ライブなどでメンバーと一緒にポーズを取りたくなる真似しやすい振り付けだ。
こうした「シャッター」や「カメラ」をモチーフとした歌詞や振り付けが使われている楽曲が、若い世代を中心に人気を集めている。
まず思い出されるのが、オーディションプロジェクト『Nizi Project』から生まれた9人組グローバルガールズグループ NiziUの2ndシングル「Take a picture」だろう。コカ・コーラのCMソングとしてもお馴染みの同曲。NiziUらしいポジティブな青春ソングとなっており、曲に込められた「一瞬一瞬を、大切に心に刻んで欲しい」というメッセージを象徴するかのように、〈Take a picture now〉というフレーズで写真を撮るような振り付けとシャッター音が登場する。夜の遊園地を舞台に、BALLISTIK BOYZ「SUM BABY」同様、メンバーが無邪気にはしゃぐ姿を捉えたMVは、8月末時点でYouTube再生7000万回を突破した。
また、2020年10月にリリースされ、ロングヒットを飛ばす「ドライフラワー」で一躍ブレイクした優里は、写真を通して元恋人への思いを募らせる失恋ソング「シャッター」を7月7日にリリース。YouTube CHANNEL「優里ちゃんねる【公式】」の企画で、同チャンネルのカメラマンであるJUN MIYASAKAのために書き下ろされた楽曲であり、かねてより音源化を希望する声が殺到していたという。〈シャッターを切る時間も/君に触れていれば良かった〉〈君のアルバムに居る僕は全部/いらないんでしょう〉といった切ないフレーズが並んでおり、同曲のMVでは別れたカップルの思い出が淡いタッチで描かれた。
大切なパートナーとの愛に溢れた日々を切り取ったのは、今年5月にリリースされた平井大「Buddy」だ。シャッター音とともに幕を開け、愛する人への思いが平井の優しい歌声で紡がれる同曲。MVも様々なカップルが取り合った手と手に、カメラの焦点を当てたハートウォーミングな内容に仕上がっている。