そんなRIKUと仲良しのメンバー、MAYUKAはチェックのパジャマ。彼女はのんびりとした性格が魅力的で、マイペースぶりが印象的だった。掴めそうで掴めないところがミステリアスで目を引く。MAKO、RIMAといったハイテンションなメンバーと宿舎で夜中まで騒いだことを動画で語っていたように、“幸せクローバー”のチームワークは抜群。その中で楽しそうに過ごしているMAYUKAを見るのも、ファンにとって一つの楽しみだった。何にでも染まれる変幻自在なNiziUのカメレオンこと、MAYUKAが見せる魅力にこれからも注目していきたい。

　NINAは紺色のパジャマを着て、布団に寝転がった状態で登場。上目遣いで感想を語る姿からは末っ子感が溢れているが、そんな彼女も合宿中に誕生日をメンバーに祝ってもらい、16歳となった。RIMAと同じく語学が得意で、クリエイティブな才能を持っているNINA。肝試しかと思いきや、実は暗い廊下の奥はお悩み相談室になっているというドッキリでは、まだ挑戦していないメンバーを圧倒的な演技力で騙し切った。8人のお姉さんたちに優しく見守られながら、開花させた才能でグループを牽引していくNINAの今後の成長が楽しみだ。

　ラベンダー色のパジャマにツインテールというビジュアルに注目が集まったMAYA。NiziUのお母さん的な存在である彼女は、甘えん坊のMIIHI、NINAと同じチームになり、二人を優しさで包み込んでいた。今回の動画でも、自分から肝試しをやりたいと提案したものの、「みんながすごい怖がってたんだったらどうしよう」と実は心配していたことを明かしている。感受性が豊かで、常にメンバー思い。仲の良さに定評があり、一人ひとりが素直な表情を見せてくれるNiziUの空気感は、MAYAの優しさが作り出してくれている部分も大きいのだろう。

　動画の最後に登場したのは、リーダーのMAKO。オレンジ色のパジャマを着てリラックスムードだが、感想をしっかりと述べ、メンバー全員の動向を常に見守っていることがよくわかる。観ているファンのことを気遣った「早くWithUの皆さんに会いたいです」というコメントからも、彼女が“絶対的なリーダー”と称される所以が伝わってきた。まだ成人したばかりとは思えない落ち着きぶりだが、一方で親しみやすさも感じられ、メンバーの輪の中で全力でミッションに取り組み、時折ちょっとズレた一面をさらけ出すギャップも魅力のMAKO。アーティストとしての実力もさることながら、豊かな人間性に溢れたリーダーだ。

　ありのままを映し出すリアリティ番組だからこそ、より一層引き立つNiziUの魅力。今後も、様々な新しい動きが期待できるだろう。9月19日には千葉・ZOZOマリンスタジアムで開催される野外フェス『SUPERSONIC 2021』に出演することが決定。12月2日の正式デビュー後のライブパフォーマンスとしてはこれが初となる。いつの日か、ステージで輝く彼女たちの“個性”をこの目で見たい。