lyrical school、サマーチューンで辿る軌跡 5人が育んできた豊かなグルーヴの最新形とは?
もちろん、lyrical schoolはこのEPがフォーカスする2017年以前から、優れた夏曲のアーカイブを築いてきたグループである。「そりゃ夏だ!」「FRESH!!!」「サマーファンデーション」などの楽曲群は、他に類を見ないポジションを確立してきた彼女たちの、開拓の道程の証でもある。その足跡はたしかに、現在のlyrical schoolへと接続するものだ。
一方で、現在の5人がかつてなく巧みな歌唱とパフォーマンスの厚みを備えたグループになっていることも間違いない。現体制の歩みは、ライブにおいて定型の振付要素がなくなっていくなど表現がフリーになっていき、それだけに個々のパフォーマンスに新たな強さが求められていく過程でもあった。そしてメンバーたちは、ハイスピードでスキルを磨きながら、軽快でパワフルなステージングを見せつけてきた。
今回の『PLAYBACK SUMMER ver.1.2』で新たに届ける「Pakara!」は、そんな現在形のlyrical schoolの表現をいっそう熱量高く伝える作品だ。バイレファンキかけ子によるアッパーなトラックに、昨年からlyrical schoolとの好相性を証明してきたvalkneeの詞が合わさる同曲は、新装されたEP全体をさらに彩り豊かなものにしている。valkneeのフロウを想起させるリリックの運びを聴かせながらも、5人それぞれがあくまで自分のオリジナルなラップに昇華している様は、心地よくも頼もしい。
今再び新装されたlyrical schoolのサマーチューンEPは、唯一無二の足場を築いた彼女たちのさらなる進化を伝えている。
■配信情報
lyrical school『PLAYBACK SUMMER ver.1.2』
2020年8月4日(水)リリース
ダウンロード/ストリーミングはこちら
<収録曲>
1. Pakara!(新曲)
作詞:valknee 作編曲:バイレファンキかけ子
2. YABAINATSU (taken from the album “Wonderland”)
作詞:大久保潤也(アナ) 作曲:上田修平、大久保潤也(アナ)
3. 秒で終わる夏 (taken from the album “BE KIND REWIND”)
作詞:大久保潤也(アナ) 作曲:上田修平 編曲:上田修平
4. 夏休みのBABY (taken from the album “WORLD’S END”)
作詞:大久保潤也(アナ)/泉水マサチェリー(WEEKEND) 作曲:泉水マサチェリー(WEEKEND)
5. 常夏リターン (taken from the album “WORLD’S END”)
作詞:Bose(スチャダラパー)/かせきさいだぁ 作曲:SHINCO(スチャダラパー) 編曲:SHINCO(スチャダラパー)
6. Last Summer (taken from the EP “OK!”)
作詞:木村好郎(Byebee) 作曲:高橋コースケ 編曲:高橋コースケ
7. YOUNG LOVE (taken from the album “BE KIND REWIND”)
作詞:木村好郎(Byebee) 作曲:坪光成樹/高橋コースケ 編曲:坪光成樹/高橋コースケ
■ライブ情報
『lyrical school summer tour 2021』
8月7日(土)@所沢航空公園
8月14日(土)15:00/15:30 @LIVEHOUSE ANIMA(大阪)
8月15日(日)14:00/14:30 @EBISU YA PRO(岡山)
8月21日(土)15:00/5:30 @金沢 GOLD CREEK(金沢)
8月22日(日)14:00/14:30 @NEXS NIIGATA(新潟)
サマー・ツアー特設ページ:http://lyricalschool.com/8799