プロダンスリーグ『D.LEAGUE CHAMPIONSHIP』レポート 栄えある初代優勝チームは、avex ROYALBRATS!

『D.LEAGUE CHAMPIONSHIP』レポ

 日本発のダンスプロリーグ『第一生命 D.LEAGUE』のチャンピオンシップが7月1日、東京ガーデンシアターにて行われた。全12ラウンドの過酷な戦いを勝ち残ったFULLCAST RAISERZ、SEGA SAMMY LUX、avex ROYALBRATS、KOSÉ 8ROCKSの4組がトーナメント形式で初代王者を決める頂上決戦だ。(メイン写真:avex ROYALBRATS)

 今回の審査員はレギュラージャッジの坂見誠二(DANCER JUDGE)と黒須洋嗣(ENTERTAINER JUDGE)に加えて、SAM、マシーン原田、YOSHIEの3名がDANCER JUDGEを、秋元康、テリー伊藤、南流石がENTERTAINER JUDGEを務め、チャンピオンシップにふさわしい豪華な審査員たちが顔を並べた。

 セミファイナルの初戦はavex ROYALBRATS(レギュラーシーズン第2位)とSEGA SAMMY LUX(レギュラーシーズン第3位)の対決。先陣を切ったSEGA SAMMY LUXは全身ゴールドの衣装に身を包み、パワフルかつ躍動感あふれる進化系ニュージャックスウィングを披露した。対するavex ROYALBRATSはディレクターのRIEHATA自らも参戦。Dougie(ドギー)〜最新のLAヒップホップ・ダンスまでを繋ぎ、チームが一番得意としているSwagスタイルの歴史を体現した。

 レギュラーシーズンと異なり、チャンピオンシップの今回は8人の審査員がそれぞれ1チームへと投票。またオーディエンスジャッジによる1票を加えた計9票で競い合う形式に。結果はSEGA SAMMY LUXが3票(南、テリー、オーディエンス)、avex ROYALBRATSが6票(黒須、YOSHIE、マシーン、SAM、秋元、坂見)を獲得し、avex ROYALBRATSが見事ファイナルへと駒を進めた。

 審査員の坂見誠二は「LA対ニューヨークとも言えるようなスタイル対決だったが、avex ROYALBRATSがコレオグラフの作品性で上回った」とコメント。続く南流石は「本当に甲乙はないがSEGA SAMMY LUXの踊りは“生きてるなぁ”と感じて、私の大事にしている部分に響いた」と賞賛した。

 セミファイナル第2戦目はFULLCAST RAISERZ(レギュラーシーズン首位)とKOSÉ 8ROCKS(レギュラーシーズン第4位)の対決。先攻のKOSÉ 8ROCKSは、メンバーのTaichiが頸椎椎間板ヘルニアのためチームを長期離脱するというトラブルに見舞われながらも、素晴らしい団結力と技のオンパレードを披露。各自のソロをふんだんに活かしつつ楽しいお祭感を演出した。続くFULLCAST RAISERZはディレクターのJUNも参戦。ストレートなクランプスタイルとアクロバティックな構成で力強い作品に仕上げた。

 結果はKOSÉ 8ROCKSが3票(黒須、坂見、オーディエンス)、FULLCAST RAISERZが6票(YOSHIE、南、マシーン、テリー、SAM、秋元)を獲得し、FULLCAST RAISERZがファイナルへと進出を果たした。

 審査員のマシーン原田は「両チーム共に自分たちの王道スタイルで魅せてくれたのが嬉しかった。多少テンションの流れに揺らぎが見えたKOSÉ 8ROCKSに対し、FULLCAST RAISERZはエナジーとパッションが切れなかった」と両者を評価。

 KOSÉ 8ROCKSのディレクターISSEIは「悔しすぎる! こんなに悔しいことはない!」とその胸中をストレートに溢れさせた。

 ステージはハーフタイム・ショーへ。ダブルダッチ、ストリートバスケ、ブレイキン、MC、 DJの凄腕集団によるRedBull STREET JAMがストリート直送の技巧で迫力のパフォーマンス見せつけ、続いてEXILE SHOKICHIとCrazyBoyによるコラボレーションユニットKING&KINGが登場。D.LEAGUEの公式テーマソングでもある「GET IT ON」や「FLY LIKE A DRAGON」など、Dリーガーたちの熱をさらにたぎらすような時間を届けた。

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