BIGBANG、カムバックはまもなく? 後輩たちからも支持される唯一無二のグループカラー

 メンバー全員の兵役期間が終了し、カムバックが待たれているBIGBANG。2020年4月にアメリカ・カリフォルニアで開かれる予定だった『コーチェラバレー・ミュージック&アートフェスティバル』に招待されていたが、10月に延期になった後、中止に追い込まれた。このフェスティバルが彼らの華麗なるカムバックの舞台になる予定だった。

 その後、大きな動きもなく1年が経過。カムバックが期待される中、多くの後輩たちからも尊敬されるBIGBANGの現在とこれからを紐解いてみたい。

多くの後輩たちから支持されるBIGBANG

『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2017 -LAST DANCE- : THE FINAL』

 2006年に8月に韓国デビューをしてから今年で15周年を迎えるBIGBANGは、YGエンターテインメントの黄金期を支えたグループだ。2009年6月には日本デビューを果たし、東京ドーム公演の常連グループとして確固たる地位を築いている。日本以外でも度々ワールドツアーを開催し、世界を股にかけるグループへと成長していった。

 ヒップホップ色の強いYGエンターテインメントから生まれたBIGBANGは当時のK-POPグループの中でも「異色」な存在だった。メンバーの個性と才能を前面に打ち出していたからだ。

 カリスマ性があり音楽的才能にも溢れるG-DRAGON、力強く深みのある歌唱を持つSOL、温かく包み込むような声色のD-LITE、誰もが目を引くビジュアルとパワフルなラップスキルのT.O.P、そしてマルチな才能と明るいキャラのV.I……。それぞれ全く違った個性と才能を持ち合わせたメンバーから生まれるシナジーでBIGBANGという世界観が作られていった。2019年3月にYGエンターテインメントとV.Iの専属契約が終了。カムバックは4人体制となるが、BIGBANGの世界観は変わらないだろう。

 特に、G-DRAGONはミュージシャンとしての影響力だけでなく、ファッショニスタとしても度々取り上げられ(※1)、ファッションリーダーとしての存在感も大きい。世界的なブランドからも注目されファッションショーなどにも招待されている姿を見ることができる。

 そんな彼らは、現在活躍するK-POPアイドルから尊敬の視線を集めている。同じ事務所の後輩グループであるiKONはもちろん、ASTRO、SF9などがBIGBANGの名前を挙げているが、今や世界的なK-POPグループになったBTSもデビュー当時のインタビューでBIGBANGをロールモデルとして言及していたほどだ(※2)。

 BIGBANGが世界に誇れるグループになったのには、G-DRAGONの存在が欠かせないというが、それだけではなく各メンバーの才能が合わさって生まれる音楽が唯一無二のものだからだ。他のK-POPグループにはないカラーをBIGBANGは持っている。

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