NiziU MAKO&MAYA、それぞれのリーダーシップの取り方 『NiziU Scout』から見える素顔
対して、MAKOは率先してリーダーの役割を担い、みんなをゴールに導く「コーチ型」。『Nizi Project』(Hulu)でもチームミッションではトレーニングの際に歌やダンスを教え、惜しみなく自身のスキルを他のメンバーに提供していた。また、MAYUKAが壁にぶち当たった際には「昔の私もそうだったけど、もっとMAYUKA自身を見せてもいいと思う」とアドバイスするなど、その人が必要としている言葉を必要な時にかけている印象だ。一方で自分自身も手を抜かず、最初から最後までNo.1の座を維持するパフォーマンス力を磨いていたMAKO。彼女が努力し続ける背中を見せていたからこそ、他のメンバーも夢に向かって最後まで走ることができた。先のTシャツ作りでもRIMAに「Tシャツ引っ張ろうか?」と手を貸そうとしていた姿が印象的。MAYAが精神的支柱なら、MAKOはNiziUが目指すべき道を示す大黒柱だ。一方で、MAKOは親しみやすさも持ち合わせており、タクシーのカーナビに返事をしてしまうような天然な一面がある。今回の運動会でも大きな枕のバトンを背負って走り、全力でメンバーと種目を楽しんでいた。
そんなMAKOとMAYAは4月20日、ニジューの日に配信された『NIziU Today~WithUとの1日~』の最後に、次回の司会者に立候補している。二人のリーダーがどんな進行を見せてくれるのか楽しみだ。
今回はMAKOとMAYAを取り上げたが、『NIzi Project』では自身がみんなのお手本となった「ペースセッター型」のRIOも『NiziU Scout』ではキレッキレのパフォーマンスとギャップのある優しい顔を見せている。音楽番組ともバラエティ番組とも違う、“リアリティ”番組だからこそ見れるメンバーの素顔からそれぞれの色を見つけてほしい。
■苫とり子
フリーライター/1995年、岡山県出身。中学・高校と芸能事務所で演劇・歌のレッスンを受けていた。現在はエンタメ全般のコラムやイベントのレポートやインタビュー記事を執筆している。Twitter:@bonoborico