甘党男子が届けるスイーツの魅力と笑顔 結成4周年、培ったチームワークでさらに大きな舞台へ

 甘党男子が、4月28日に4周年記念ライブ『甘党祭~4th anniversary party~』をSHIBUYA TSUTAYA O-EASTにて開催する。彼らはその名のとおりスイーツがコンセプトの7人組ユニット。それぞれに担当スイーツがあり、歌う楽曲もスイーツにちなんだものというユニークな活動をとおして、スイーツの魅力と笑顔を届けている。今回リアルサウンドでは甘党男子に初取材。個性豊かなメンバー紹介からこれから注目のスイーツまで、同じ夢を掲げて一致団結した彼らのチームワークの良さが感じられる賑やかなインタビューをお楽しみあれ。(編集部)

各メンバーの担当スイーツも、本当にそれぞれが好きなもの

後列:【緑】石塚利彦、【黄】三上義貴、【紫】木村ともや、【赤】室井一馬 前列:【青】神久保翔也、【黒】菅井義久、【水色】成瀬敦志

――リアルサウンド初登場になるので、まずは1人ずつ自己紹介をお願いします。

室井一馬(以下、室井):はい、キャンディ担当でリーダーの室井一馬です。自己紹介でも「I’m CANDY」って言っちゃうくらいのキャンディ推しですね。チャームポイントは基本的に明るいところ。保育士や温泉を巡る劇団員だった経験を生かして、ちっちゃい子からご年配の方まで幅広い世代の方に親しんでいただけるのも特技だと思います。けっこう抜けた部分の多いリーダーではあるんですけど(笑)、パフォーマンスに関してはみんなを引っ張っていきたい気持ちで頑張っていますね。好きな音楽は、SEKAI NO OWARIさんのような独特な世界観を持ったアーティストの曲です。

菅井義久(以下、菅井):菓子パン担当の菅井義久と言います。みんなからは“あきちゃん”と呼ばれています。甘党男子としてアイドルをやりつつ、ドラマやWebCMに俳優として出演したりもしています。グループ内ではイジられキャラで、自分で言うのも変ですけどメンバー全員に愛されてると思ってます! 以前、「パンラバー」というコンテストで優勝した経験もあるくらいパンを愛していて、今は毎日菓子パンを食べ続けるという記録に挑戦しています。音楽に関しては、女性アイドルなのにかっこいいロックをやっているBiSHさんがすごく好きですね。一人ひとりの個性が際立っている点が甘党男子にも通ずるなって勝手に感じてます(笑)。

三上義貴(以下、三上):アイス大好き、三上義貴です。趣味はタピオカを飲むことで、先日ついに1000日連続を達成しました。たくさん反響をいただいたので、まだまだ毎日飲み続けようと思ってます。タピオカのことになると財布の紐が緩んでしまって、他のメンバーにも気前よくおごっちゃうところがあって。そういう意味では男気のあるダイナミックなキャラかもしれないですね。高校卒業するまでは音楽をほとんど聴いてこなかったんですけど、ドラマでファンになった亀梨和也さんをきっかけに、いろんなアイドルの曲を聴くようになりました。で、気づいたら自分もアイドルになっていたという(笑)。

石塚利彦(以下、石塚):シュークリーム大好き、石塚利彦です。いちおう甘党男子が所属する事務所の社長をやっておりまして、年齢も他のメンバーよりはちょっとだけ上です(笑)。でも長く生きている分、スイーツの知識も多少は豊富ですね。あと甘党男子の活動と並行して、高校時代の同級生とお笑いコンビ(ひよしなかよし)をやっているんですよ。なのでグループ内でもツッコミ担当だったりはしますね。ライブでMCを任されることも多いし、トークでみんなを回していくことも得意です。音楽で最初にハマったのはSMAPさん。その後、Hi-STANDARDさんのようなバンドを好きになったので、今の僕を構成してるのはSMAPさんとバンドです(笑)。

神久保翔也(以下、神久保):たい焼き大好き、神久保です。ゴリゴリ理系の高専に通っていたので、グループ内ではめんどくさいキャラ担当ですね。何か話してると「お前めんどくさいな」って感じにだいたいなるので(笑)。以前、日本で一番かっこいい男を決める大会で優勝したことがありまして。最終審査は幕張メッセのステージ上で愛の告白をする内容だったんですけど、そのときに僕は愛するたい焼きの食べ方を告白したところ、1万人くらいのお客さんがワーッと大歓声を上げてくれて。たい焼きにはほんとにお世話になってますね(笑)。好きなアーティストは気持ちが発散できるキュウソネコカミさんやヤバイTシャツ屋さんが好きです。

成瀬敦志:おだんごを担当してます、成瀬敦です。みんなからは“あっしー”って呼ばれてます。僕は甘党男子と並行して、『smart』という雑誌の専属モデルをやらせていただいていて、ファッションがすごく好きなので、グループ内ではオシャレ担当なのかなと思っています。……僕、普段はライブのMCなんかでもほぼしゃべらないんですよ。

三上:今もしゃべってないもんね。みんなの脳内に直接語りかけてるんで(笑)。

成瀬:マイクが目の前にあってもまったくしゃべらないから、お客さんにもよく突っ込まれてます。楽屋で他のメンバーが大喜利大会とかしてても、僕だけ微笑んでスンとしてますし。でも時々、ライブ中に高い声で「ハーイ!」とか言ったりすることもあって。そういうときはみんなから喜んでもらえます。

菅井:まぁ、それも「ハーイ!」に対しての喜びではなく、声が聞けたことがレアだっていうだけだからね(笑)。

石塚:まったく動かない動物が動いたときみたいな感じだから(笑)。

成瀬:僕が何かしゃべったことに対してメンバーがこうやってフォローしてくれるので助かってます(笑)。音楽の趣味は清水翔太さんのようにメッセージ性のある、心にしみる曲をよく聴いていますね。

木村ともや(以下、木村):ラストはチョコレート担当の木村ともやです。甘党男子の中ではキラキラ担当だと思います。チョコレートスペシャリストの資格を持っているくらいチョコレートが好きなんですけど、そうなったきっかけは小学3年生のときに好きだった女の子にバレンタインチョコをもらったことでした。今はもう“チョコ=女の子”だと思って愛してます。あと、キャラ的にはちょっとキザでロマンチスト。さらに感受性豊かだからライブでも泣いちゃうことがあったりして。社交ダンスをやっていたので他のメンバーとはちょっと違った音楽性を持っているんですけど、最近はアイドルをはじめ、いろんな曲を聴いていますね。

――ありがとうございます! 甘党男子は「ワールドスイーツトレンドアイドル」をコンセプトとするグループとのことですが、本当にみなさんスイーツが大好きなんですね。

神久保:そうですね。男性向けのスイーツサイトをやられていた方が、スイーツの魅力をさらに広めていきたいという思いから「甘党男子スイーツ&スマイルコンテスト」を開催されるようになって。そこで選ばれたメンバーで結成されたのが僕ら、甘党男子なんです。なので、アイドルグループに後からスイーツというコンセプトを乗っけたわけではなく、元々スイーツが好きだったメンバーがコンテストを通して集まったってことなんですよね。

三上:各メンバーの担当スイーツも、本当にそれぞれが好きなものですから。

――結成から今年で4周年。その歩みはみなさんにとってどんな時間でしたか?

室井:何度かメンバーチェンジもあったし、結婚が発覚したメンバーがいたりもしたので(笑)、けっこう波乱万丈だった気もします。

室井:……そうだね(笑)。

菅井:山あり谷ありだった。でも、関西コレクションに出させていただいたり、お台場で開催される肉フェスのスイーツ公式アンバサダーにさせていただいたり、いいこともたくさんあって。

三上:スイーツ系のイベントにはお声がけいただくことが多いですし。あとは、はるな愛さんと楽曲でコラボして(「ハニートースト」)、その流れで東名阪を一緒に回らせてもらったこともありましたね。去年は3rdワンマンライブがコロナの影響で中止になってしまって残念でしたけど、今もこうやって活動できてることがすごくありがたいなと思います。

――コロナ禍の影響で変化を余儀なくされた部分もありましたか?

神久保:ありました! 僕らはスイーツの世界を広めることをコンセプトにしているので、ライブ中にスイーツの食レポをしたり、お客さんにお菓子を配ったりしてたんですよ。それがコロナ禍になってからはできなくなってしまって。結成時から育ててきた僕らの武器がなくなってしまったという意味で、去年はすごく大変な時期でしたね。

木村:お客さんと一体になって楽しむライブスタイルから、僕らからの発信メインになってしまったんです。僕らの場合、曲の間奏にはダンスが用意されてなかったんですよ。そこでいつもお菓子を配っていたから。でもコロナ禍では間奏にも振りをつけるようになって。

菅井:僕らと同様に、お客さんも最初はその変化に対してけっこうとまどってましたね。

室井:グループとして試行錯誤する時間は確実に多くなったと思います。応援してくれる人たちに向けて、僕たちに何ができるのかっていうことをすごく考えるようになりました。

――今までとは違った見せ方を手に入れたことは、グループにとってポジティブな変化でもありますよね。

成瀬:そうかもしれないですね。この1年の経験はグループにとって大きな意味を持つものになったと思います。

菅井:各メンバーもそれぞれにいろんなことを考えたはずなので、それは今後の活動の糧にはなっていくんだと思います。

三上:でもコロナが落ち着いたらまたお菓子配りとかはしたいですけどね。そこが他のグループにはない甘党男子ならではの良さだから。

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