乃木坂46の革命児・松村沙友理、天真爛漫&好奇心旺盛キャラがグループに残した功績

 乃木坂46の松村沙友理がグループからの卒業を発表した。6月9日にリリースされる27thシングルでの活動が乃木坂46としての最後の姿となる。松村の卒業で1期生メンバーは7人に。バナナマンの設楽統が4月16日放送の『バナナマンのバナナムーンGOLD』(TBSラジオ)で触れていたように、3月28日に堀未央奈が卒業したばかりの乃木坂46は1期生、2期生の卒業ラッシュにあることは紛れもない事実である。

『意外っていうか、前から可愛いと思ってた』

 松村はデビューシングル『ぐるぐるカーテン』から26thシングル『僕は僕を好きになる』までの全てのシングルで選抜入りを果たしている数少ないメンバー(残りは高山一実のみ)。白石麻衣、橋本奈々未、松村の3人のお姉さんメンバーで「御三家」と呼ばれ、ライブでユニットを披露することも多くあった。“さゆまい”コンビとして相思相愛の仲だった白石がグループを卒業したのは昨年10月。卒業を発表したニコニコ生放送の番組『生のアイドルが好き』の中で、松村は卒業を考え出したのはけっこう前からであることを明かし、だんだんと卒業するメンバーが多くなっていく中で、“見送りたいなと思っていた子”の卒業を見送ってから、自分も卒業することを決めていたと話している。その“見送りたいなと思っていた子”は、おそらく白石。その親愛なる相手も松村の卒業の発表を受けて、Instagramのストーリーに「白米様」の衣装を着た自身の姿を載せてメッセージを送っている。

 松村はグループ随一の明るさとポジティブな性格(クレイジーガールとしての狂気性も)で、乃木坂46のムードメーカー的ポジションにいた。卒業発表では思いがけない寂しさに涙を見せる一幕もあったが、残り少ない活動期間でたくさん思い出を作りたい、楽しい人生にしたいと笑顔を見せる、前向きな松村らしい発表の場であったように思う。

 そんな松村は持ち前の貪欲な好奇心で乃木坂46を新たな領域に牽引してきたメンバーだった。声優に、モデル、舞台、MC、タレント、女優……と乃木坂46の中でも多岐にわたる活躍を見せていた松村。松村が軍団長を務める「さゆりんご軍団」の結成は、その好奇心の象徴である。乃木坂46のパロディ楽曲やTikTokアカウントの開設など、自由な活動形態は松村の「楽しそう」という思いが原動力となっている。2019年のインタビュー(参考:乃木坂46 松村沙友理が語る、8年経って気付いた仕事に対する貪欲さ)で松村は「私は欲が全然尽きず、まだまだやりたいこともいっぱいあって。何かやりたいと常に思っている」と答えているが、その夏に開催された『真夏の全国ツアー2019』では名字に「村」がつく中村麗乃と田村真佑を率いて「さゆりんご劇団」を旗揚げ。今年は生田絵梨花とのユニット・からあげ姉妹で、アニメ『ポケットモンスター』(テレビ東京系)のオープニングテーマを担当するなど、好きなことに真っ直ぐな姿勢は、後輩メンバーの活動の指標にもなっていたはずだ。