BTS JIN&V、信頼関係があるからこそぶつかり合える二人 まっすぐな熱意が共通点に

BTS「Film out」

 BTSが4月6日、13日と公開した『Run BTS! 2021』EP.136&137は、メンバーが豪華商品をかけて様々なクイズに挑戦。電話チャレンジでメンバーの親たちが登場したり、全員で童謡を熱唱したりと、大盛り上がりな企画となった。

 とりわけ、白熱した戦いっぷりを見せていたのがJINとV。EP.136の後半では、いち早く解答権をゲットするために、JINが勢いよく手を挙げようとしたところテーブルに強打。その直後に、Vも肘をぶつけてしまい、揃って「痛い!」「ああ〜!」と悶絶するシーンは、いかに2人が熱心に問題と向き合っていたかを伺わせる一幕だった。

Run BTS! 2021 - EP.136

 また、EP.137でもイントロクイズで手を挙げたタイミングが重なったJINとV。タッチの差でJINチームのほうが早かったため、落ち着いてパク・ヒョシンの「野生花(Wild Flower)」だと正解を導き出す。それまでクイズに解答してはリサイタルを繰り広げていたVは、JINが正解したにも関わらず、目の前にあったペットボトルをマイクに見立てて熱唱。そんなVの勢いに押されて、JINも歌わなければならない空気になってしまい笑いを誘う。

Run BTS! 2021 - EP.137

 そんな熱いクイズ大会を繰り広げたにも関わらず、最終的にはじゃんけん大会になってしまうのもBTSらしいところ。しかも、クイズで大逆転したはずのJINが唯一狙っていた紅参を、じゃんけんで勝ったVがさっそうと持ち去っていくというオチまでついてきた。「!」と驚きを隠せないJINに対して、いたずらっぽく笑うVの図が、遠慮なく切磋琢磨できる兄弟のようだった。

 JINとVといえば、かつてコンサートの本番直前にケンカしたシーンが、メイキング映像に映し出されたことがあった。フォーメーションチェンジで移動するタイミングをもう少し早くしたほうがいいとJINに改善を提案したV。JINは、いつも絡んでくるVの冗談かと思い「自分なりにできるだけ早く動いているんだ」と反論してしまい、思わぬ空気に……。

 純粋にパフォーマンスを良くしたいと願ったVと、いつものように明るく対応しようと思ったJIN。どちらもBTSというチームのために、それぞれの正義を貫いていたのだが、ちょっとしたすれ違いで言い争いになってしまったのだ。RMの「一旦、本番に集中。この問題はあとで話そう」という提案で、コンサート終了後に全員で集まって話し合うことになった。

 メンバーも日頃のコミュニケーションの仕方を一緒に振り返り、どうしたらこのようなすれ違いがなくなるのかを意見を発信し、最後にはVとJINの2人で本音をぶつけ合ったのが印象的だった。余裕のないとき、落ち込んでいるとき……コンディションによって、冗談を受け流せないこともある。Vはそう自分の情報を開示して、自分も直せるところは努力するし、JINにも理解してほしいと伝える。

 そしてJINもまた、メンバーの前でいつも明るく愉快な兄貴でいようと努力しているけれど、ときには傷つくこともあるし、落ち込むこともある。嫌なことを忘れられたらいいけど、そんな人間にはなかなかなれない、暗い一面もあるのだと、率直な気持ちを話していく。

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