櫻坂46 菅井友香&松田里奈、グループを背負った2人 支え合う両者の関係性に迫る

 一方で、松田の人柄について菅井は同誌で以下のように語っている。

「まつりちゃん(松田里奈)は加入した頃から、2期生の中でも意見をしっかり言ってくれる子だったし、メンバーのモチベーションを上げるのも上手で、人の心をすごく前向きにする力があるんです(中略)まつりちゃんが居てくれるだけで雰囲気が明るくなる感じがあるし、副キャプテンに適任だと思います」(同誌より)

 常にポジティブで周りを明るくする力のある松田。番組では率先して発言したり、よく声を出している場面が見受けられる。最近では出番がカットされても“ダイジェストキャラ”が定着したことで、逆に編集スタッフや司会陣からもうまくイジられて結果的に番組の盛り上がりに一役買っている印象だ。彼女のこうした積極性について番組の構成作家・安部裕之氏は「松田さんに関していえば、『自分が目立ってやろう』じゃなく、『みんなも声を出していいんだよ』という空気を作っている姿勢がいいですよね」(同誌より)と高評価。彼女の“周りを変えていく力”は番組制作スタッフからも期待されているようだ。

 今回の収録でも菅井は「結構(心が)折れそうになった時はあった」らしいが、それでも松田の「でもできますよ!」の一言に救われたという。お互いに支え合う2人の関係性が感じ取れる放送であった。

 番組の最後に司会が「それぞれ補ってるんだろうね」と言っていたように、この2人はお互いの足りない部分を持ち合わせているようでもある。メンバーやファン思いで“言葉で伝える力”を持った誠実なキャプテン、“周りを変えていく力”を持った明るい副キャプテン。2人の力が合わされば、今後もグループは成長し続けるだろう。

■荻原 梓
J-POPメインの音楽系フリーライター。クイックジャパン・リアルサウンド・ライブドアニュース・オトトイ・ケティックなどで記事を執筆。
Twitter(@az_ogi/https://twitter.com/az_ogi)

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