日向坂46 上村ひなの、新三期生加入でさらなる成長へ この1年間で生まれた変化とは

 4月12日に17歳を迎える日向坂46上村ひなの。唯一の三期生としてグループに加入し、日向坂46と共に歩み早2年。昨年は新たに加わった3人の同期と絆を深める一年となり、さらに大きな成長を遂げた。今回はそんな上村のこの一年について振り返りたい

日向坂46『ひなたざか』(通常盤)

  上村は、14歳で2018年に開催された坂道合同オーディションに参加。同年11月29日にけやき坂46(日向坂46の前身グループ)に、唯一の三期生として配属された。ほんわかした風貌かつ丁寧に受け答えをする様子は、グループの中でも異質な存在感を放っていた。それでいて“いつでもどこでも変化球”な機転を利かせた大喜利をみせ、『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)の盛り上がりに大きな貢献を果たしている。  バラエティに対する勘の鋭さはまさに天才的。そんな上村が以前このような発言をしていたことが印象的だった。

私はアイドルに向いてないです。向いてないからこそ新しいアイドルになれるんじゃないかな(『セルフ Documentary of 日向坂46』より)

 彼女が生み出した“新しいアイドル像”は、徐々にお茶の間に広がっている。昨年のソロ活動では、ドラマ『相棒』20周年記念インタビュー企画の1人に選ばれた。さらには『THE突破ファイル』(日本テレビ系)で『ひなあい』以外のバラエティ番組初出演も果たし、同番組のMCであり、坂道フリークでもある内村光良からは「面白い子」と評された。

 さらにバラエティ以外でも堂々とした活躍ぶりを見せる上村。昨年開催された『ひなくり』(『ひなくり2020~おばけホテルと22人のサンタクロース~』)では三期生の楽曲「この夏をジャムにしよう」で明るくしなやかに踊ったかと思えば、ソロ曲「一番好きだとみんなに言っていた小説のタイトルを思い出せない」ではキレのあるダンスで表現力の振り幅をみせていた。2019年の『ひなくり』では見守るような気持ちで彼女のパフォーマンスを見ていたが、昨年はそんな必要もないほどにパフォーマーとして成長を感じた。

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