香取慎吾と山本耕史、打ち上げの新しいカタチ 『ビズビズパフェ』で見せた2人の前向きな姿勢

香取慎吾

 このコロナ禍において「打ち上げ」や「飲み会」などのコミュニケーションそのものがどこか敬遠されるものになってしまっているのは、香取が言うようにたしかに「寂しい」問題。特に、春という季節は出会いと別れが交差するタイミング。緊急事態宣言が解除されたとはいえ、誰もが迷いながら人との距離感、コミュニケーションの方法を探っているような状況ではないだろうか。

 そんな中、香取がアップしたこの『ビズビズパフェ』は、同じ空間にいながらも、背を向けたり、アクリルボードを立てたりしながら、適正な距離を見つけることさえも楽しむような動画になっている。「打ち上げをこういう感じでやったらどうですかね? 今度やろうかな」と、2人でも十分楽しめたこの新しいカタチの打ち上げを、スタッフや共演者を迎えてできるのではないか、という前向きな姿勢になっていくのは、さすがの一言。

 香取慎吾というスターが、一体どれほどの「新しいカタチを模索する」を乗り越えてきたか。それを考えれば、このコロナ禍もきっと新しい何かが生まれるチャンスになると、信じることができるような気がする。そんな香取の親友である山本も「俺はコロナ禍を踏まえて、より良くなると思ってるのね」と実に前向きだ。

 「(監督やキャストを踏まえた打ち上げを企画するも)そのときは入らないでください」(香取)、「なんでだよ!……俺、優しいぜ、意外と」(山本)、「知ってますよ」(香取)と、2人だけの打ち上げ動画ならではのやりとりを私たちがこうして見ることができるのも、コロナ禍がなければありえなかったこと。

 これまでクローズドになっていたドラマの打ち上げさえも、新しいコンテンツになっていくかもしれない。香取はどこまでも新たなエンターテインメントの可能性を広げていく。きっと現状を「もっと良くなるきっかけ」にするのは、他ならぬ私たちなのだろう。乗り越えるべきものがあるからこそ、新しい楽しみもまた生まれていくはず。『ビズビズパフェ』は、そうしたポジティブな気持ちそのものを受け取ることができる新コーナーだ。

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