NiziU MIIHI&NINA、グループを“歌”で支える二人 「Poppin’ Shakin’」テレビ初パフォーマンスでも圧倒

NiziU『Take a picture / Poppin’ Shakin’』

 9人組ガールズグループ・NiziUが、3月24日に放送された『Premium Music 2021』(日本テレビ系)に出演。春らしい衣装に身を包んだメンバーはソフトバンク「NiziU LAB」のCMソングでお馴染みの「Poppin’ Shakin’」をテレビ初披露した。

 リーダーのMAKOが「“私たちと一緒に、みんなで楽しもう!”というポジティブなメッセージをお届けします」と語っていたように、同曲はNiziUが持つパワーのみなぎったアップテンポなナンバー。歌詞の〈Need your love!〉に合わせて作る指ハートの振り付けも愛らしく、CDの発売前からまたもやヒットの予感が漂う。

 印象的だったのは、MIIHIとNINAが担当するCパート。MAYUKAとRIMAはラップ、MAKOとRIOはダンスといったようにパフォーマンスにおいてメンバーはそれぞれ得意分野を発揮しているが、二人は主にNiziUの“歌”の部分を支えている。日韓合同オーディション『Nizi Project』では、ともに圧倒的な歌唱力でプロデューサーのJ.Y. Parkだけではなく、他の参加者や視聴者をも虜にしてきた。

 MIIHIは地域予選において、伊藤由奈「Precious」を披露。当時14歳だった彼女が手振りをつけて自己紹介をした時はあどけない少女という印象だったため、視聴者も意外な選曲だと思っただろう。しかし、イメージは即座に覆される。まだ幼さは残るものの、MIIHIの歌声は透明感に溢れ、歌詞が提示する“深い愛情”を見事に表現した。ただ本人が『NiziU 9 Nizi Stories』第8話で語っていたように緊張で少し高音がブレてしまい、J.Y. Parkからもそこを指摘される。

 そして、的確なアドバイスを受けて臨んだ東京合宿のボーカルテストで歌ったのは中島美嘉の「雪の華」。この曲は大切な人との未来が続くことを願ったラブソングで、歌詞の内容は難解だ。MIIHIも苦労したようだが、元々持つ透き通った声の魅力はそのままに、なおかつまだ10代とは思えない力強さも感じられる歌は大きな衝撃を与えた。あえて表現するなら、“天使の歌声”だろうか。一曲歌い終わるまでJ.Y. Parkが止めなかったのも納得の仕上がりで、私たちの心を一瞬にして魅了した。

 韓国合宿の個人レベルテストで披露したWonder Girls「Nobody」の時も歌詞の意味を理解するために恋愛映画を観ていたが、MIIHIはいつも歌にのせる感情にこだわっている。そのため、彼女の歌はオーディションの参加者が歌っている曲ではなく、プロの表現者が届ける作品として心に届くのだ。

 J.Y. Parkが地域予選でMIIHIについて語った「明るいけど、軽くない。その両方を持っている」という言葉が思い起こされる。一見すると彼女は明るくてちょっと天然な女の子だが、心の奥底には夢への情熱があり、時として悔しさや不安が滲み出る。色々な感情を秘めている彼女だからこそ、表現者として様々なジャンルの曲を歌うことができるのだろう。NiziUの楽曲はポップナンバーが多いが、今後バラードが出てきた時にMIIHIの歌声はかなり重宝されるはずだ。