IZ*ONE、活動終了正式発表 各メンバーの“第2章”を予想

IZ*ONE『One-reeler / Act IV』

 「続けてほしい」というファンの願いは叶わなかった。グローバルガールズグループ・IZ*ONEは2021年4月、予定通りに活動を終える。

 デビューからの2年半は平たんな道のりではなかったと思う。結成のきっかけとなったオーディション番組『PRODUCE 48』の投票操作問題や新型コロナウイルスの感染拡大などで、メンバーたちが望む通りに動けない時期が度々あった。にもかかわらず、最後までライバルを寄せ付けない人気を維持できたのは驚愕に値する。

 彼女たちはセールス面においても“モンスター級”だった。アルバムを出せば当時の記録を塗り替えるほどの売り上げになり、同時にリードトラックが韓国のみならず海外でも大ヒット。2020年に発表した3作品(『BLOOM*IZ』、『Oneiric Diary』、『One-reeler / Act IV』)のCDの合計売上数でその年のK-POP女性アーティストのトップに輝くなど、快挙としか言いようがないレベルのデータがずらりと並ぶ。

 本国で活動スタート後、程なくして日本にも進出。日本オリジナルのシングル曲やアルバムが次々とヒットチャートで1位になり、大規模なツアーも成功させて短期間で大物ぶりを見せつけている。コロナ禍で来日が困難になってしまい、グループとしては不完全燃焼だったのかもしれないが、韓国とは違ったサウンドアプローチで、それなりの成果を収めたことは高く評価すべきだ。

 このようにIZ*ONEは数々の偉業を成し遂げた。どんな状況下でもシーンの最前線を走り続けたグループの存在は伝説として語り継がれるだろう。しかしながら、メンバーにとってはこれで終わりではない。12人(チャン・ウォニョン、宮脇咲良、チョ・ユリ、チェ・イェナ、アン・ユジン、矢吹奈子、クォン・ウンビ、カン・ヘウォン、本田仁美、キム・チェウォン、キム・ミンジュ、イ・チェヨン)が持つポテンシャルは最大限発揮されたとは言い難い。次に待っているステージでは、もっと素晴らしいパフォーマンスを見せてくれるはずだ。では、それぞれの“第2章”は一体どうなるのだろうか。現時点でヒントとなるものはあまりないが、大胆に予想してみたい。

 まずはクォン・ウンビとキム・チェウォンだが、彼女たちがいるWoollimエンターテインメントは、INFINITEやLOVELYZといったアイドルグループのブレイクにより急成長した事務所で、最近ではRocket Punchという6人組も手掛けている(ジュリこと元AKB48・高橋朱里も所属)。となると、ふたりをメインにした新しいガールズグループの誕生を期待したいところである。

 アン・ユジンとチャン・ウォニョンについては、ともに所属するSTARSHIPエンターテインメントに『PRODUCE 48』でボーカルトレーナーを務めたソユがいることもあり、彼女のような実力派ソロシンガーを目指す可能性が高い。イ・チェヨン(WMエンターテインメント)も同じくソロの道を歩むのではないかと推測している。苦労してプロになっただけあって、音楽に対する情熱は人一倍強いからだ。

 同じことはチョ・ユリ(Stone Musicエンターテインメント)にも言える。IZ*ONEでは作詞・作曲などに挑戦するなど、特にアーティスト志向が強かった彼女は、グループの在籍時よりも精力的に創作活動を展開するに違いない。イメージとしては比較的しっとりした曲を歌うシンガーソングライターなのだが、どのようなスタイルで登場するのだろうか。

 チェ・イェナ(YUE HUAエンターテインメント)の場合は、タレントとしての活動に重点を置くかもしれない。ウィットに富んだトークと愛嬌の良さはバラエティ番組向きである。IZ*ONEのファンもそんな彼女の姿を引き続き見たいだろう。