DEEP SQUAD メンバー分析【入門編】Vol.6:宇原雄飛

DEEP SQUAD 宇原雄飛、温かく寄り添う柔らかなボーカル ダンスやトラックメイクにも挑戦していく誠実な姿勢

 TAKA、YUICHIRO、KEISEIから成る3人組ボーカル&コーラスグループ、DEEP。2019年に10周年を迎えた彼らが、オーディション『DEEP VOCALIST AUDITION~FINAL STAGE~』を勝ち抜いた宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹と共に、ボーカリストによるエンタテインメント集団「DEEP SQUAD」を結成した。DEEP SQUADは、従来のDEEPの形を継承しつつ、新たに加わったメンバーとの組み合わせでさまざまなボーカル表現を行うプロジェクト。グループ結成からちょうど1年が経った2020年7月22日には、シングル『Get With You』でメジャーデビューも果たし、2021年はさらなる活躍が期待されている。そこで本稿では、DEEP SQUADのメンバーを1人ずつフィーチャー。第6回目は新メンバーの宇原雄飛について、グループの歴史と絡めながら紹介していく。

宇原雄飛

 メンバー最年少の宇原雄飛は、2001年3月16日生まれで大阪府出身。子どもの頃はサッカー少年で、「リレーはアンカーじゃないと走らない」と言っていたほど目立ちたがり屋だったという彼は、EXILEや三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE(以下、三代目JSB)を聴きながら育った、生粋のJr.EXILE。今市隆二(三代目JSB)がパーソナリティを務めるラジオ『SPARK』にゲスト出演した際に、今市の大ファンだと明かしている。そして、中学生で歌に目覚めると、憧れの人の背中を追うようにEXPG大阪校に入校。現FANTASTICS from EXILE TRIBE(以下、FANTASTICS)の中島颯太はEXPG時代から仲の良い先輩であり、2017年にFANTASTICSのボーカルを求めて『EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 5 ~夢を持った若者達へ~』が開催されると、中島やDEEP SQUADの比嘉と同様に、高校生の宇原も挑戦している。

DEEP SQUAD – TAKA 宇原雄飛 【マルとバツ】

 その後は高校に通いながらEXPG内でユニット活動をしていたようだが、2019年2月にDEEP(TAKA、YUICHIRO、KEISEI)が『DEEP VOCALIST AUDITION』の開催を発表すると、デビューを夢見て再び挑戦することに。同年4月にスタートした1次審査には、高校を卒業したばかりのフレッシュな宇原の姿があった。ちなみに、DEEP SQUADの最新曲「AMAZING DAYS」は「AMAZING COFFEE × ローソンMACHI café」のイメージソングとして制作された楽曲だが、宇原はEXPG生時代にAMAZING COFFEEでバイトしていた経験を持つ。さらに、オーディション真っ最中の2019年6月には、EXPG STUDIO OSAKA初のラジオ冠番組『EXPG RADIO OSAKA』のパーソナリティに就任。ラジオパーソナリティの相方であり、『DEEP VOCALIST AUDITION』にも応募していた佐藤來良(元『PRODUCE 101 JAPAN』練習生、現BUGVEL)とは、進む道は違っても、同じボーカリストとしてお互いの夢を応援し続ける関係性のようだ。

AMAZING DAYS (DEEP SQUAD meets EXILE TETSUYA)ドキュメントミュージックビデオ

 では、ここで改めて『DEEP VOCALIST AUDITION』について説明しよう。『DEEP VOCALIST AUDITION』とは、10年間セルフプロデュースで活動してきたDEEPが、新たなメンバーを求めて開催した初のオーディション。2018年に長年DEEPを支えてきたRYOが脱退し、3人組コーラス・ボーカルグループとなったTAKA、YUICHIRO、KEISEIにとって、「これからのDEEPの未来を想像できるか」が新メンバーを選ぶ決め手となっていた。とはいえ、年齢・性別不問で行われた同オーディションには、約12000人の応募があり、DEEPの未来は広がるばかり。その中から絞り込まれたファイナリストは、オリジナルメンバーが「ファイナリストは全員良かった」と語るほど、パフォーマンスも人柄もお墨付きの7人で、もはや誰がメンバーになってもおかしくない緊張感が漂っていた。

 そして迎えた2019年7月22日、最終審査の地・マイナビBLITZ赤坂にて、DEEP SQUADの新メンバーとして真っ先に名前を呼ばれたのが宇原雄飛だった。三次審査後のインタビューでは「自分では納得はあんまりいっていないんですけど、全力を尽くしました」、メンバーに選出された後のインタビューでも「審査されてると思いながら歌うのは難しくて。練習でできていたことができなかったり、ステージで歌うのとは違った緊張感でした」(引用:DEEP SQUAD、初インタビュー メンバー6人で目指す、新しい歌のエンタテインメントとは?)と語っていた宇原だが、彼を選んだオリジナルメンバーのKEISEIは、「彼ら3人は、自分をさらに跳ねさせる見せ方を知らず知らずのうちにやってるんです。そういうものを最初から持ち合わせていたので、ステージ上に立つべき人間として生まれてきた3人だなって」と、そのステージングを称賛。現状に満足せずに努力し続けるストイックな性格と、自然体ながらも貫禄のあるボーカルスタイルが、メジャーデビュー前から宇原が大物になることを予感させていた。

合宿・最終審査に参加するファイナリスト7名をご紹介『ROAD TO D 夢への軌跡 #11』