UVERworld、怒濤のセットリストとサプライズ演出で燃え上がった武道館 Crewとの再会約束したクリスマスライブ

 大人っぽい雰囲気に満ち溢れた新曲「Teenage Love」を挟み、TAKUYA∞が「昔の自分たちの曲に自信を持てるようになった。今はやりたい気持ちでやっている。ソーシャルディスタンスになるけど、心と心でいままで以上に繋がれるように」と告げ、「心とココロ」を丁寧に届けた後、インスト曲「Spreadown」へ繋ぐ流れも良かった。

 「心の導火線に火を付けてやるよ!」と叫ぶと、後半も鮮やかなスパークっぷりを見せつける。「Touch off」を皮切りに、事前にCrewの歓声を集めたものを挿入した「IMPACT」においては観客もその場でジャンプする大フィーバーぶり。普段のライブと何ら変わらない、いや、それ以上のエネルギーが渦巻いていた。

 そして、「今、俺たちが伝えたいことが詰まっている」と紹介し、新曲「EN」をプレイ。言葉を速射するラップ調のアプローチに加え、伝えたい思いが爆発して雄叫びに変わるパートもあり、聴く者の心臓を射抜く途轍もない熱量に圧倒されるばかり。ある意味、今日のハイライトと言える緊迫感みなぎる曲調に意識は釘付けになった。フィナーレは「φ choir」で締め括り、クリスマスライブは盛大に幕を閉じた。

 「来年、武道館で一緒に歌おう!」と曲中にTAKUYA∞は叫んでいたが、それはCrewも同じ気持ちだろう。コロナ禍による制限付きのライブだったものの、新旧の楽曲を出し惜しみなく吐き出し、力の限りを尽くした絶頂パフォーマンスに、身も心も完全にとろけてしまった。

■荒金良介
99年からフリーの音楽ライターとして執筆開始。メタル/ラウド/パンク/ミクスチャーなど激しめの音楽を中心に、雑誌/WEBを軸に書いてます。今年、自分が音楽を聴くきっかけになった漫画『ジョジョの奇妙な冒険』の作者・荒木飛呂彦先生に六本木で偶然すれ違い、心臓が飛び出るほどビックリしました。その昔、荒木先生が少年『ジャンプ』の作者一言コメント欄で、レッド・ツェッペリンをお薦めしてて、それをきっかけに今では音楽ライターをやっています。人生はわからないものです。

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