『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』

GENERATIONS『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』で溢れたパフォーマンスへの想い 一夜限りのDEEP SQUADとの共演も

 12月27日、LDHが新たに仕掛けるライブエンタテインメント『LIVE×ONLINE BEYOND THE BORDER』に、GENERATIONS from EXILE TRIBE(以下、GENERATIONS)が登場した。『LIVE×ONLINE』は、オンラインならではの演出や映像を体験できる有料配信ライブで、12月22日からスタートし、連日LDHのアーティストが工夫を凝らした個性あふれるライブを展開している。

 GENERATIONSは、事前にSNSで「BALLAD BEST ~ORCHESTRA LIVE~」と題したバラード曲を中心としたライブであることを告知していた。今年10月に開催された『LIVE×ONLINE INFINITY “HALLOWEEN”』で、ボーカル・数原龍友は「(次またライブをやるとなったら)もう曲がないぞ......」と、7月から短期間で内容が違うライブを3回行ったことについて語っていただけに、今回どんなライブになるのか想像できずにいたが、良い意味でファンの期待を裏切るライブを見せてくれた。

 オーケストラをバックに、メンバーが円陣を組んだところからスタート。ボーカル・片寄涼太がピアノの弾き語りで披露した1曲目は「空」だ。同じくLDH所属のDEEP SQUADがゲストとしてコーラスで参加し、ライブに華を添える。本曲はもともとDEEP「SORA~この声が届くまで~」をカバーし、ファンから人気の楽曲だ。続く「ヒラヒラ」ではパイプオルガンが加わり、バンドサウンドで疾走感あるビートが印象的だった本来の楽曲とはまた違った雰囲気のパフォーマンスを見せた。「アイデアがすごい!」「いつもと全然違う!」「DEEP SQUADのハモリ最高!」など、これまでになかった演出やアレンジに興奮するコメントが殺到していた。

 「One in a Million -奇跡の夜に-」「Always with you」と続き、EXILE「Lovers Again」をカバー。DEEP SQUADのコーラスが加わることとで歌声に厚みが出て、1回きりのライブだけではもったいないくらい贅沢なパフォーマンスとなった。「涙」をしっとりと歌い上げると、ORANGE RANGE「花」をカバー。たくさんの花に囲まれる中、片寄は再びピアノの弾き語りを披露した。ステージを移動しながら「Love You More」をパフォーマンスし、「Star Traveling」と続く。

 パフォーマー・白濱亜嵐が初の作詞作曲を担当した楽曲「Lonely」では、DEEP SQUADのコーラスから始まり、ボーカルはスタンドマイクで歌唱。パフォーマーはジャケットを脱いで感情を込めたダンスを披露し、楽曲の世界観を表現した。バイオリンの音色のみで踊るパフォーマー・中務裕太から始まったのは「Stupid ~真っ赤なブレスレット~」。「My Only Love」と続き、「セトリが神」「円盤化してほしい」といったコメントが届いていた。

 ここまで楽曲の魅力を際立たせるハーモニーを奏でてきたDEEP SQUADが「Good Love Your Love」を歌唱。DEEP「君じゃない誰かなんて~Tejina~」では、本ライブのロゴにある石像や大理石調をイメージした柄の衣装に身を包んだ数原龍友、片寄が加わり、この日限りのコラボレーションを披露した。「片想い」では、DEEP SQUADから宇原雄飛、杉山亮司、比嘉涼樹が加わり、これまでボーカル2人で歌唱していた楽曲を5人で歌った。予期せぬコラボが続き、「素敵すぎる!」「DEEP SQUADとのコラボめちゃくちゃ良い」とファンは興奮しているようだった。

 後半戦に入り、1曲ごとにパフォーマーが1人ずつ登場するメドレーがスタート。ファンからのリクエストに応え、ライブ初パフォーマンスとなった「Fallin'」では佐野玲於、「懐かしいこの曲で盛り上がっていきましょう!」という数原のコメントで披露した「Into You」では白濱、「ECHO」では中務、「Tell Me Why」では関口メンディー、「Rainy Room」では小森隼が思い思いにソロダンスを披露した。パフォーマーが全員揃い、椅子を使ったパフォーマンスが印象的だった「何もかもがせつない」は、オーケストラバージョンにアレンジされたことで楽曲の持つ“切なさ”が増していた。

 映像で、白濱は「自分の新たな価値観を気付かせてくれた1曲です」、片寄は「大切な人の曲です」、小森は「僕にとっての“You & I”は、僕の周りにいてくれる全ての人たちです」、関口は「“You & I”は、僕と出会ったすべての人たち」、中務は「ファンの皆さんが改めて僕たちの希望であるということに気付かせてくれた大切な楽曲」、数原は「“You & I”は、僕たちGENERATIONSとあなたを繋ぐ、そんな自分の人生において大切な言葉になりました」、佐野は「“You=皆さん”は、僕がパフォーマンスする、表現する理由です。“I=GENERATIONS”は自分の生きがいであり、夢を叶えてくれる仲間です」と、それぞれが楽曲への想いを語り、「You & I」をパフォーマンスした。

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