BTS JIMIN×RM、大人と子どもを行き来できるグループ1の身長差コンビ バランスの良い親子のような“ミニモニ”
また、時にはその立場が逆転することもある。いつもグループをリードする頼もしい存在のRMも、飾らないJIMINの前でははしゃいで見せることも。以前、公式Twitterで2ショット写真を載せた際には「미니모니(ミニモニ)」とのコメントが添えられていた。
これは2人の名前を組み合わせて作ったもの。韓国では名前に「이(イ)」をつけて、「〜ちゃん」や「〜くん」というニュアンスの親しい間柄ならではの呼び方をする。RMはラップモンスターを略してイをつけ「レンモニ」、JIMINは「ジミニ」。つまり「レンモニ」+「ジミニ」で「ミニモニ」というわけだ。
安心して童心に帰れる間柄というのは、柔軟で自由なクリエイティブな心を解放させる場所にもなる。以前2人でV LIVEをした際には、本当はそれぞれで配信をしようと思っていたところを、「じゃ、一緒にやろうか」という話になったと語っていた。「こういうことをやろうと思っている」「じゃあ、やろう」そんなやりとりがすぐに成り立つミニモニだからこそ、今回の「Christmas Love」も生まれたのではないかと想像してしまう。
V LIVE中、特に印象深かったのは、JIMINが「街をゆっくり歩くのが好き」という話をしたときのこと。RMも「音楽を聴きながら歩いているとき、イヤホンを外して外界の音が入ってくる瞬間が好き」だと言葉を加えていた。何気ない気づきを語り、それを流してしまうことなく深いところにきらめくものを、一緒にすくって眺めるような会話が、JIMINにとっては素直な感情を表現できるかけがえのない時間であり、RMにとっても肩の荷を下ろしてまっすぐな目で世界を見つめる瞬間になっているように見える。
優しい想像力と妥協なき創造力。BTSの作品には、いつも誰もが失いたくないピュアな気持ちが、そしてプロとして発信していく責任感が両立している。その中心にいるのが、JIMINとRMの大人と子どもを行き来できる、バランスの良いコンビなのかもしれない。