『TES 20/21』が打ち出す“アーカイブ型オンラインフェス”という新たな概念 今年開催の配信ライブを一挙に楽しみたい貴方へ
そんななか、ソニーミュージックが新たなオンラインフェスの試みを発表した。アーカイブ映像を中心に構成する大型オンラインフェス、『TES』こと『The Entertainment Showsite 20/21 -TES 20/21-』の開催だ。
激動の2020年。配信メディアが続々と開設されるなか、オンラインライブはリアルの代替だけではない、新たな表現や価値観を創出した。『TES』では、今年話題となった配信ライブを、アーカイブとしてラインナップする、いわゆる2020年に輝いたエンタメを振り返る“アーカイブ型オンラインフェス”という概念だ。ある種、グラミー賞などのアワード的感覚な楽しみ方に近いのかもしれない。オンラインライブの様々なスタイルによる可能性を追求し、2020年を総括することによって、2021年のワクワクを予見させるプログラムだ。今年を代表するライブを、フェスチケット1枚で24時間見放題で視聴できるというコスパの良さも際立っている。インフラは、ソニーミュージックのStagecrowdが使われるという。
初年度となる『TES』は、日向坂46のレアなライブやCreepy Nutsによる未公開配信ライブ、フジファブリックがゲスト出演したJUJUのライブなどを目撃できるDAY1:12月26日、さらに“神セトリ”とよばれたASIAN KUNG-FU GENERATIONの配信ライブやDISH//によるリハーサルスタジオから配信したレアなライブ、1998年の忌野清志郎に出会えるDAY2:12月27日など、出演アーティストのセレクト幅は広い。
さらに、12月24日13時からスタートする、無料公開のDAY0:前夜祭では、今年を代表するであろう配信ライブを開催した、岡崎体育、King Gnu、SUPER BEAVERの厳選された映像をチェックすることができる。
このチャレンジは年明けも続いていく。2021年1月3日には、Zepp特設スタジオからMCによる進行のもと、これからブレイクするネクストアーティストの生ライブやアーカイブライブを交え、2021年のオンラインシーン、音楽シーンを展望していく『NEW YEAR SPECIAL』が配信される。さらに。『TES』オリジナル企画「CLUB ONLINE JAPAN 20/21」として、ニューカマーアーティストへのライブ生配信のチャンスを提供し、次世代アーティストを発掘、紹介していく動きにも着目したい。
オンラインライブ元年ともなった2020年。オンラインライブの集大成として、時間軸、場所を超えて楽しむことができる夢のような音楽体験が味わえるであろう、記念すべき初年度となる『TES』。ぜひ、あなたも歴史の目撃者の一人となってみてはいかがだろうか。
■ふくりゅう(音楽コンシェルジュ)
Yahoo!ニュース、J-WAVE、NHK、Spotify、LINE MUSIC、AWA、ミュージックマガジンなどで書いたり喋ったり選曲したり考えたり。Spotifyで公式プレイリスト『キラキラポップ:ジャパン』を毎週火曜日更新で選曲中。Twitter
■公演情報
『The Entertainment Showsite 20/21 -TES 20/21-』
DAY0 前夜祭 12月24日(木)13:00~12時間アーカイブ
岡崎体育、King Gnu、SUPER BEAVER
※無料
DAY1 12月26日(土)13:00~24時間アーカイブ
加藤ミリヤ、Creepy Nuts、JUJU、東京スカパラダイスオーケストラ、日向坂46
※24時間視聴チケット:3,900円(税込)
DAY2 12月27日(日)13:00~24時間アーカイブ
ASIAN KUNG-FU GENERATION、忌野清志郎 Little Screaming Revue、けいちゃん、DISH//、Little Glee Monster
※24時間視聴チケット:3,900円(税込)
NEW YEAR SPECIAL 1月3日(日)12:00~21:30(予定)
LINE UPの発表/チケットの販売は12月26日(土)13:00から
※3,900円(税込)
※追っかけ再生不可、見逃し配信なし