ジャニーズの冬がやってきたーーSixTONES、Snow Man、ジャニーズWEST、Sexy Zone……『ベストアーティスト2020』への期待

 そして今年一番とも言える嬉しいニュース。「5人のSexy Zone」がいよいよ帰って来た。最新曲「NOT FOUND」は、ピアノの装飾が映えるジャジーなテイストと、ベースの効いたロックサウンド、叫びにも似た歌詞が絶妙に絡まり合い、心が揺さぶられる楽曲。彼らの表情、スタイリッシュなダンス、指先までも演じるパフォーマンスに注目してほしい。

Sexy Zone「NOT FOUND」Music Video(YouTube ver.)

 平均年齢14.4歳でデビューした、あの幼かったSexy Zone。11月16日をもってCDデビュー10周年目に突入した。デジタルを駆使し、ファンとともにビッグウェーブを起こす彼らは今、確かに時代を創ろうとしている。

 もうひと組、注目の的となっているのがHey! Say! JUMPだ。ネットを賑わせたあの8人組が、ついに覆面を脱いで登場。Hey! Say! JUMPという名を堂々と背負い、胸に誇り、12月16日リリース予定の話題のアルバムから「狼青年」を初披露する。

 これまでにない新たなプロモーションは大成功。彼らの放つ魅力、築き上げてきたスキルが、純粋に正しく評価される絶好の機会となった。彼らが魅せるパフォーマンス、それに驚くであろう世間の反応を想像すると、早くもワクワクしてしまう。

 年内での活動休止を発表している嵐にとっては、この先一つひとつの番組出演が貴重なものとなる。ファンにとって、もちろん嵐にとってもだ。

 「嵐がいる」。もう何年も当たり前だったことが、ひととき当たり前ではなくなる。2020年、我々はなんの前触れもなく、いくつもの“当たり前”を失った。けれど嵐は、2年間という時間をくれた。これまでの、数え切れないありがとうを胸に、しっかりと5人の姿を目に焼き付けたい。

 今回は「One Love」、「Turning Up」をメドレーで披露。〈百年先も 愛を誓うよ〉、何度も聴いてきた歌詞が、これまで以上に胸を震わせる。

 また、『ベストアーティスト』では、各グループがジャニーズ楽曲をカバーする名物企画「ジャニーズメドレー」も披露される。今回は男性・女性がそれぞれ選んだ「今聴きたいジャニーズソング」をパフォーマンス。一夜かぎりの特別なステージに、期待が高まる。

■新 亜希子
アラサー&未経験でライターに転身した元医療従事者。音楽・映画メディアを中心に、インタビュー記事・コラムを執筆。
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