NiziU、ドキュメンタリーに映し出された初々しい姿と惜しみない努力 カメラの前でもナチュラルな9人の輝き

 プレデビュー曲「Make you happy」がストリーミング累計再生回数1億回を突破、2020年の新語・流行語大賞にノミネート、史上最速での『NHK紅白歌合戦』出場決定など、デビュー前から次々と快挙を達成している9人組グループ・NiziU。去年の今頃はまだオーディション中で、夢を追いかける普通の女の子だった9人のメンバーが1年後には『紅白』に出演しているなんて誰が想像できただろう。何よりも彼女たち自身が驚いているはずだ。

NiziU『Step and a step』

 Huluで11月5日から配信されている新番組『We NiziU!~We need U!~』では、そんなNiziUがアイドルとして歩み始めたばかりの初々しい姿と、惜しみない努力でデビューに向かう覚悟が映し出されている。

 第1話は宿舎で暮らす9人のある一日にカメラが密着。撮影するのは彼女たち自身だ。朝は少し眠そうなRIOがカメラを担当し、準備に取りかかるメンバーを一人ずつ撮影していく。ベッドからなかなか出てこないMAYUKAに、テキパキと準備をするMAKOやMAYA。一人だけのんびりとバナナを食べているRIMAなど、よくある朝の風景にもそれぞれの個性が現れている。RIOが「NiziUの一日、本格的に始めましょう~!」とカメラに向かって語りかけると、その日のスケジュールが公開された。

[We NiziU!~We need U!~] #1 Highlights

 準備を終えたらまずはピラティス。みんなで揃ってスタジオへ向かう。道中はMIIHIとAYAKAが大好きなパンの話で盛り上がる微笑ましい姿も。『Nizi Project』の間もほぼ毎日その道を通っていたことから、「(最初は)ここが韓国か~みたいな。でももう慣れたよね」と想いを馳せるRIO。スタジオではそんな彼女に代わり、NINAがカメラを握る。レッスンの序盤はゆったりとしたストレッチが行われるが、徐々にバンドを使った本格的な筋力トレーニングへ。激しい運動に雄叫びをあげながらも、オーディションの時と変わらない前向きな姿勢で楽しくレッスンに励んでいる姿が印象的だ。その後はカメラ担当のMIIHIがリラックスしたムードで昼食を摂るメンバーを撮影する。各々好きな食べ物をチョイスする中、MAKOは「故郷を思い出す」という理由でかしわ飯の味に似たチャーハンを選択。何気ない昼食からも、彼女たちがどんな思いを抱えて海を挟んだ韓国の地で過ごしているのかが垣間見える。

 韓国語のレッスンでは、ほぼ同年代でどちらも関西出身の仲良しコンビ・MAYUKAとRIKUが現場をレポート。レッスンはレベル別の3チームにわかれているが、全員が日常会話レベルの韓国語を話せていることに驚く。最初はカタコトだったAYAKAも講師から「AYAKAが一番上手だから」と言われるまでに上達していた。ボーカルレッスンでは、J.Y. Park作詞・作曲のデビューシングル曲「Step and a step」の練習に。“ゆっくりでも一歩一歩、自分のペースで進んで行けば大丈夫”というJ.Y. ParkからNiziUへ、NiziUから2020年を生きる世界中の人々へ贈るメッセージが込められた同曲について、RIKUは「感情移入ができる曲で自分たちも聴いてて元気をもらえます」と語った。RIOが完成した曲を聴いて泣き、他のメンバーももらい泣きしたというデビューシングルもそうだが、ダンスレッスンで見せた彼女たちのすっかり息の合ったパフォーマンスがこれから披露されることも待ち遠しい。

関連記事