NiziU RIMA、MIIHI、NINA……パフォーマンスで頼りになる努力家な年少メンバー 甘えん坊な“末っ子”らしい一面も
デビューシングル『Step and a step』発売まで、ついに1カ月を切った9人組ガールズグループ・NiziU。本シリーズではこれまで年齢順にメンバーを紹介してきたが、最終回となる今回は年少組のRIMA、MIIHI、NINAについて取り上げる。
まずは2004年生まれの現在16歳、RIMA。幼少期からインターナショナルスクールに通い、3カ国語を操る彼女は学校で流行っていたK-POPに魅せられ、JYPエンターテインメント(以下、JYP)の練習生となった。東京合宿では同じくJYP練習生のMAKO、MIIHIと共に参加。その洗練された美しさに驚いた人も多いのではないだろうか。しかし、RIMAの魅力は容姿だけではない。クールな見た目とは裏腹に甘えん坊な一面や、J.Y. Parkを驚かせたラップの実力。何より、「私は自分の力で私ができることを見せたくて、いろんな人に負けず頑張っていきたい」と予選で語ったように最後まで努力を怠らなかった彼女の強さに多くの人が惹かれたのだ。
そんな高いポテンシャルを持つRIMAがオーディションでぶつかったのは、“いかに自分の個性を発揮するか”という壁。「典型的な表現はしないでください」とJ.Y. Parkから指摘されたRIMAは、韓国合宿・個人レベルテストの前に不安な気持ちをメンバーに吐露していた。同室だったRIKUやMAYA、そして家族に悩みを相談した後、気持ちを切り替えて臨んだ本番では、他のアーティストとは一線を画した自分なりの表現でパフォーマンスを披露。J.Y. Parkからは見事「普段のRIMAさんに見える」というこれまでとは違った評価を得た。その後のチームミッションでも明るくメンバーを照らしながら、フレッシュな魅力を発揮したRIMA。先日公開されたNiziUデビューまでの軌跡を追った『We NiziU!~We need U!~』でも自然体な姿でメンバーを笑わせる場面が多々あった。
そして、NiziUのスマイルメイカー・MIIHIはRIMAと同じく2004年生まれの16歳。東京合宿でJ.Y. Parkに「スターになる準備が整っている」と言わしめた彼女は、『Nizi Project』で常に視聴者を驚かせる圧巻のパフォーマンスを披露してきた。そのあどけない表情とちょっとマイペースな性格からは想像もつかない実力の高さは、指摘する箇所を見つける方が難しいほど。ダンスでは思わずJ.Y. Parkも顔がほころんでしまう愛らしさを見せ、歌では一転して大人びた表情に変わる。東京合宿のボーカルテストで披露した「雪の華」(中島美嘉)も印象的だったが、それ以上にたくさんの人を魅了したのが韓国合宿の個人レベルテストで歌唱した「Nobody」(Wonder Girls)ではないだろうか。ゴールドの衣装に身を包み、マイク一本で勝負したパフォーマンスをJ.Y. Parkは「練習生として評価をするべきか、歌手として評価をするべきか分からないぐらい」と称賛。それほどまでに、MIIHIはすでに一人のアーティストとして成長を遂げていた。
そんな完成されたパフォーマンスを見ているとついつい忘れがちだが、彼女はまだ10代の女の子だ。『NiziU 9 Nizi Stories』第8話(MIIHI編)でRIOが「甘えん坊な一面もあって、そういうところは末っ子だなって思う」と語ったように、思い返せば恋愛ドラマを見て歌詞の意味を理解しようとしたり、両親からのビデオメッセージに涙したりと年少メンバーらしい姿も見せていた。ポテンシャルの高さ故に人知れず抱えてきたプレッシャーにも立ち向かい、ステージに立てばとびきりの笑顔を見せてくれるMIIHIの魅力は底知れない。