嵐の言葉と行動には、いつも温かさがあるーー『アラフェス 2020』PART1&PART2で見せてくれた景色

 「PART1」が終わり「PART2」最初の曲は「5×20」。丁寧に歌い上げる5人の姿をみていたら、これまで嵐を応援し続けてきた思い出が一気に蘇った。初めて友人とライブに行った日のこと、初の大江戸線に四苦八苦したこと、ライブの抽選に外れて泣いた日のこと、グッズ購入のために5時間以上並んだこと。どれも愛おしい思い出ばかりで、私の青春はすべて嵐だったなと改めて感じさせられた。ともに嵐を応援してきた友人と一緒にライブを観ながら、変わらぬ景色を見せ続けてくれた嵐に感謝がこみ上げた。その後「Monster」や「truth」といったライブ定番の熱いパフォーマンスが続き、「カイト」歌唱では無数の風船が空を舞い、「Turning Up」(シングル1位)では大勢のバックダンサーたちが登場した。アンコールの「カンパイソング」ではメンバーが歌詞に乗せてあまりにも元気よく「バイバーイ!」というもんだから「こっちは寂しいんだよ……!」と言いたくなった(笑)。けれども、なんとも楽しそうな彼らを見ているだけでファンとしては幸せだったりもした。

 彼らの言葉と行動には、いつも温かさがある。予想外の事態に寂しい思いをしているのは彼らだってそうなのに、ファンのことを気遣い、素晴らしいライブを作り、ファンクラブの継続まで約束してくれた。なぜ、こんなにも私たちに尽くしてくれるのか。私たちはいつでも彼らに与えてもらってばかりだ。応援させてもらえるだけで幸せなのに、いつも期待以上に楽しませてくれる。今こうして原稿を書きながらも涙が止まらない。ずっと変わらず応援させてくれたこと、変わらずファンを愛してくれたこと、素敵な思い出をたくさん与えてくれたことに感謝しかない。本当にありがとう、これからもありがとう!

■ミキマキ
ゲームを趣味とするフリーライター。新作発売と同時に引きこもりとなる傾向がある。一つの作品をとことんやり込むのがモットーで、とくにマリオカート8デラックスは約3年間、腕を磨き続けている。ゲームの楽しさや作品の魅力を文章で伝えていきます。Twitter

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