SixTONES、『TrackONE -IMPACT-』発売直前 “思わず骨抜きにされる”ライブ演出を解説
緩さがあるかと思えば、キビキビと6人の振り付けの合わせ技で魅せ、パワフルな「Amazing!!!!!!」へと繋ぐ。歌にダンス、安定した歌唱力で聴かせる場面もあれば、自転車で花道を爆走する髙地優吾、「Mr.ズドン」ではファンも大きな声で「ズドン!」と叫ぶなど、笑いに溢れる楽しいパートが続く。このままのテンションでラストまで続くかと思いきや……。「T∀BOO」からは再び、めくるめく世界へと誘う。中でも「Body Talk」は、アイドル史上、稀に見る色気たっぷりの演出。中途半端では済まさず、楽曲の世界観をとことん追求していることが伝わってくる。
静と動、緩さと激しさ、爆笑を誘うトークと真剣な眼差し……相反するものをミックスした、刺激的なステージ。トークでは、ボケに次ぐボケ……ボケの渋滞が巻き起こる。まるで友人の会話を聞いているような気張らないラフさもある。予定調和には収まらない構成で、翻弄されっぱなしだ。
10月2日公開されたSixTONESのYouTubeチャンネルでは、メンバーが揃ってライブ映像を視聴。「すごい煙」、「いいね」と見たままを口々に言葉にするメンバー。一様に笑顔を浮かべ、目をキラキラと輝かせて見入る姿がたまらない。誰よりも喜んでいるであろう彼らの表情をみると、一刻も早く手に入れたい気持ちが高まる。
まるでメンバーと一緒に鑑賞会を開催している気分になれるビジュアルコメンタリー映像は初回盤に付属される。また、YouTubeで公開されている映像には、ここでしか見られない蔵出しトークも入っているとのことなので、発売までの数日間でしっかり予習して本編に臨みたい。勉強の予習・復習は苦手でも、SixTONESに関することならば大歓迎だ。
彼らの大きな一歩を収めた『TrackONE -IMPACT-』。発売まであと4日。もう、期待しかないSixTONESのライブ映像を楽しみに待ちたい。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています