Snow Man、「KISSIN’ MY LIPS」で魅せる“大人セクシー”な表情 9人のパフォーマンスの特徴&MV見どころを解説

 9月4日の早朝、Snow Manの2ndシングル曲「KISSIN’ MY LIPS」のMVが各局の情報番組で公開されると、SNSにはファンの悲鳴のようなコメントが溢れた。本稿ではこれまで披露された「KISSIN’ MY LIPS」のパフォーマンスを振り返りつつ、MVの見どころを紹介していきたい。

セクシーな振付のチェアダンス&足上げで公開前から話題に

Snow Man

 先輩である中居正広がメインMCを務めた7月18日の『音楽の日』(TBS系)でのパフォーマンスではデビュー曲「D.D.」と「KISSIN’ MY LIPS」の2曲を披露。堂々とした安定感のあるパフォーマンスに加え、椅子を使ったセクシーなチェアダンスにも注目が集まった。ジャニーズの舞台やライブでも椅子を使ったパフォーマンスは、他のグループも含め披露されることはあったが、シングル曲では新たな挑戦となる。また曲中の足を高く上げる振付もダイナミック。これにはパフォーマンスを見た中居も「足、足長っ」とコメントし、驚きを隠せない様子だった。YouTubeの公式チャンネルの「ハーフアニバーサリー特別配信」企画でもパフォーマンスが披露され、こちらでも椅子を動かしながらの複雑なフォーメーションを難なくこなし、大きな話題となった。

9人それぞれの個性あるダンスがクオリティの高いパフォーマンスを生む

 Snow Manと言えば9人全員が全く違う個性を持ち、誰一人としてかぶらないキャラクターであることが大きな特徴。メンバー全員がダンス、アクロバット、歌などメンバーそれぞれの高いスキルによって叶えた、ハイスペックなパフォーマンスが人気だ。中でもダンスについては9名という大所帯であるにも関わらず、複雑なフォーメーションダンスや難しいシンクロなど完成度の高いパフォーマンスで魅了している。ここで少し個々のダンスについて触れてみたい。

 岩本照は、人並外れた体幹の強さを感じる力強いダンスに加え、自身で楽曲の振付をすることも。その豊かな表現力は『滝沢歌舞伎2018』で共演した三宅健(V6)も絶賛しているほどだ。

 普段はあえて2.5枚目のポジションにいることが多い深澤辰哉。ダンスに関しては大きなアレンジを加えることは少なく、どちらかと言えば正統派なイメージで、振付を丁寧に踊る印象だ。しかし、カメラアピールのセンスが抜群で、ファンへのサービスを忘れないプロ意識が素晴らしい。

 アクロバットパートを担当することも多い佐久間大介は、バレエで培った基礎を活かし、手先足先まで神経の行き渡った美しさやしなやかさが魅力。ダンス経験者でも難しいダブルピルエットも、軸がぶれることなく実に美しい。さらに柔軟性を活かした滑らかな動きも大きな武器。その“華のある存在感”に、自然と佐久間に目が行く人も多いのでないだろうか。

 宮舘涼太は艶っぽい大人のダンスが特徴。いわゆる“溜め”を活かした優美な踊り方で、舞台でも映え、多くの人を魅了する。キレキレ部分とのメリハリもあり、キメのポージングも美しい。

 阿部亮平は、振付の意味をしっかり理解した正確な踊りが印象的だ。メンバーからも指摘される“あざと可愛さ”も大きな魅力。小首をかしげたり、絶妙なタイミングでニコッと笑うアピールなどで心を掴まれるファンも多い。しかし可愛いと油断していると、突然出す男っぽさのギャップで沼落ちする人も多いので要注意。

 渡辺翔太は伸びやかでメンバーの中でも良い意味で自由に踊っている印象だ。自身がダンスを楽しんでいるのが映像を通して伝わってくるため、見ている人を自然と笑顔にさせるようなポテンシャルを感じることができる。

 向井康二は、ムエタイで鍛えたバネのあるダンスが魅力。後方重心で踊ることが多いので、安定感と力強さを感じる人も多いのではないだろうか。

 目黒蓮は自らの長い手足を最大限に生かした“魅せる”動きが特徴。リズムはしっかり取りながら、自分をどう見せればファンにアピールできるかを熟知しているのはさずがだ。

 最年少のラウールは最も自由に踊っている印象だ。子ども時代からダンスの経験もあり、テクニックも素晴らしい。見る人をグイグイ惹きつける迫力あるダンスに注目だ。

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