NiziU AYAKA、たゆまぬ努力でオーディション中に飛躍 観る人を笑顔にする存在感と意外性が魅力に

NiziU AYAKA、観る人を笑顔にする存在感

 東京合宿における最終順位が与えたプレッシャーから、韓国合宿では「(他の練習生に)歌を聴かれるのが怖かった」と一時は自信を失ってしまった瞬間もあったというAYAKAだが、その大きな悔しさを日々の練習にぶつけて挑んだ個人レベルテスト「Precious Love」(TWICE)のステージでは、トレーナーからも「何かあったの? 上手くなってる!」と驚きの声が上がったほど、目を見張る進化が遂げられていた。

[Nizi Project] Part 2 #2-1

 J.Y. Parkが「最初の振り付けをしたとき、粗っぽさが無くなっていました」と語ったように、その動作一つひとつには練習で培われた洗練さが表れており、また何より落ちサビ最後に見せたウインクは誰もが笑顔になってしまうような彼女らしい魅力が発揮されていたのだった。

 このパフォーマンスによりキューブを獲得し自信を取り戻したAYAKAは、メンバーから「見てて“可愛い”とファンの一人のような気持ちになった(RIKU)」と語られ、自身も“ベストパフォーマンス”として名を挙げるチームバトル「Very Very Very」(I.O.I)において、チームメンバーのRIMA・MIIHIのアドバイスを受けさらなる成長を遂げたことで、J.Y. Parkから「僕が知っているAYAKAさんかな? と思ってしまったほど」「ガールズグループのメンバーとしてスターになれるという確信が初めて持てました」という賛辞を受けた。

[Nizi Project] Part 2 #4-2

 ファイナルステージでは「最初の地域予選での姿と今のパフォーマンスを比べてみると本当にたくさんの人が驚くと思います」と評され、見事デビューメンバー入りを果たしたAYAKA。オーディション中に見せたその飛躍の源には、「才能じゃなくて努力で夢が叶う」というJ.Y. Parkからの教えを受けたことで「努力でアーティストになってみよう」と決意したことがあったという。

 観る者の顔を思わずほころばせてしまう存在であるとともに、たゆまぬ努力で成長を続ける彼女は、これからも新たな彩りを見せ私たちを驚かせてくれるだろう。

■菅原 史稀
編集者、ライター。1990年生まれ。webメディア等で執筆。映画、ポップカルチャーを文化人類学的観点から考察する。Twitter

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