GOT7の“親”的存在ジニョン、パワーボーカル ヨンジェ、天真爛漫なベンベン、ピュアなマンネ ユギョム…飛躍を後押しするメンバー
天真爛漫な愛され上手のラッパー、ベンベン
タイ出身のベンベンは、歌手のRAIN(ピ)のファンである母親の影響でダンススクールに通い始め、カバーダンス大会に出場。このときの優勝賞品が、RAIN(ピ)と夕食を共にできる権利だったそう。母親の願いを叶えるべく挑んだこの大会で、見事優勝。さらにJYPエンターテインメントの練習生にも抜擢されるという、運命に愛される男だ。持ち前の粘り強さと前向きさ、そして思ったことは素直にハッキリと伝える性格を曲げることなく、すくすくと育っていく。グループのリーダーで威厳を持つJBに対しても、遠慮なく発言。JBもそんなベンベンに対してタジタジになることも。そんな2人の様子をメンバーは「トムとジェリーみたい」と笑う(参照:MORE)。また、ジニョンに対しても、タイマッサージを受けている最中にマッサージ師のフリをして近づき、頭をブンブンと振るイタズラをしかけたり、誕生日近辺に会ったメンバーに「プレゼントは?」とおねだりする姿も。そんなベンベンの天真爛漫さが、多国籍であるGOT7の壁を取っ払い、絆を築いてきた。
バラエティに出れば、みんなの笑顔をかっさらっていく“ベンベンタイム“に突入することもしばしば。天性の愛され力、スター性から、誰もが目を離せない。その証に、彼のInstagram(1159万人)、Twitter(644万人※いずれも8月28日現在)のアカウントフォロワー数は合わせて1800万人以上にも上る。タイでTOP3に入るフォロワー数の多さで、今年7月タイ最大規模を誇る音楽授賞式において「ソーシャルスーパースター賞」を受賞したという。もともと華奢な印象だったが、最近では筋トレをしてたくましい肉体美を作り上げているベンベン。フィジカルな強さを手に入れ、さらに迫力あるステージパフォーマンスを見せてくれるに違いない。
年上メンバーからイジられまくりのピュアなマンネ、ユギョム
幼いころからダンスに夢中だったというユギョム。中学2年生のころにハウスダンスのジャンルで賞を獲得したことも。そんなユギョムのダンス動画を兄がSNSにアップしたところ、JYPエンターテインメントの目に止まったようだ。身長180cm、長い手足を活かしたダイナミックなダンスと、軽やかで細かなステップ、そして艷やかな色気を帯びた表情を得意とするユギョム。2016年には、K-POPスターがダンサーとチームを組み、パフォーマンス対決を繰り広げる番組『HIT THE STAGE』に出演。少女時代のヒョヨン、Block Bのユグォン、MONSTA Xのショヌ、I.O.Iのキム・チョンハ、NCTのテンと、実力者を差し置いて最終優勝を手にしている。
そんなステージでは雄々しい姿を見せてくれるユギョムだが、最年少ということもあり兄メンバーたちから一心に愛情を注がれている。あまりの可愛らしさに、イジりたくてしかたなくなるのが、GOT7のメンバーたち。過去にはJBとジャクソンが喧嘩を始めるドッキリを仕掛けられたユギョムは、ネタバラシのタイミングで安堵のあまり涙を流したことも。その姿がまた愛しくなったメンバーは数年後に、撮影中に高級ワインを割ってしまい支払いで揉めるドッキリを敢行。何も悪くないはずのユギョムが「僕がちゃんとしてなくて」と謝り、代金を半分出そうとする。そんないじらしいユギョムが大好物なメンバーは大喜び。泣いてしまった以前とは異なり、「冗談じゃないよ」「グループがどうなるんだろうって(思った)!」「(僕のことを心配しなくて)大丈夫だって!」と言い返す姿に、メンバーが「泣くなー」と嬉しそうに抱きつくのだった。
そう、GOT7の何よりの魅力は、この団体芸とも言える微笑ましいノリにある。もちろん、その仲の良さは息の合ったステージングにも通じるもの。これからもじゃれ合いながら恥をかいて、高め合いながら汗をかいて、「幸運を持った(GOT)7人で」ずっと一緒に歩んでいくGOT7の活躍を楽しみにしている。