King & Prince 永瀬廉は“360度パーフェクト”なプロアイドル 俳優としての成長や先輩との交流から伝わる姿勢
ドラマを通じ、俳優としても大きく成長
俳優・永瀬として大きな成長が感じられたのは2019年のドラマ『俺のスカート、どこ行った?』(日本テレビ系)ではないだろうか。永瀬は道枝駿佑、長尾謙杜(なにわ男子)と共に、古田新太演じるゲイで女装家の高校教師・原田のぶおの生徒役を演じた。クラスのリーダー格だが家庭環境に問題を抱え、少し陰のある難しい役割に体当たりで挑んでいた姿が印象深い。
今回の映画『弱虫ペダル』も大人気作品の主役というプレッシャーに負けず、ロードレースの疾走感はもちろん、原作の世界観を大切にしながら真っすぐに演じている。
先輩との交流を自らの成長に繋げる姿勢
また、永瀬の人懐っこさはジャニーズ事務所の中でも発揮しており、気になった先輩には臆せずアピール。嵐の二宮和也には同じゲーム好きという趣味を通じ、音楽番組で一緒になった際に連絡先をゲットしたそう。またKis-My-Ft2・玉森裕太へも積極的にアプローチ。ついには永瀬の熱意が通じ、一緒に食事をしたり、自宅に泊まらせてもらうまでの仲になったという。これには玉森と同じグループの藤ヶ谷太輔も『A-Studio+』(TBS系)内で「(玉森は)人を家に入れるのが好きじゃないのに珍しい」と驚きのコメント。また『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)ではオンライン飲み会にハマっていると告白。同期の西畑大吾(なにわ男子)、正門良規(Aぇ!Group)らとオンライン飲み会を行っていた際に、途中から大倉忠義(関ジャニ∞)も参加した、と先輩との交流を明かした。さらに『嵐にしやがれ』(日本テレビ系)に出演した際には大野智と交流のある小瀧望(ジャニーズWEST)を通じて食事に行きたいとアピールし、OKをとりつけていた。関西ジャニーズJr.時代からの気が置けない仲であることが伺える。
先輩に対しても委縮することなく“縁”を繋いでいく永瀬だが、先輩から学び、成長したいという姿勢の表れではないかと思う。
King & Princeとして歌やダンスの活動はもちろんのこと、個人の活動としては俳優業に加え、今後は抜群のトークセンスを生かした新たな分野での活躍も期待したい。
※記事初出時、一部事実に誤りがございました。訂正の上、お詫びいたします。
■北村由起
ライター・エディター。出版社勤務、情報誌編集長を経てフリーに。情報誌、webマガジン、ムック等を中心に執筆。ジャニーズウオッチャー。@yukkisetouchi