SUPER★DRAGON、グループの世界観を空間全体で表現 秘密基地をイメージした廃工場ライブ
本公演で初披露となる新曲「SAMURAI」は、曲名の通り“和”を連想させる振り付けや歌詞がSUPER★DRAGONの持ち味である重低音サウンドと融合し、キャッチーで中毒性のある一曲となっている。また、「SUPER★DRAGON」では、腕に小型ライトを身につけるなどして、廃工場が近未来的な空間と化し、新曲を立て続けに披露したことで、勢いの良さを見せつけた。「BADASS」、「The Survivor」では、廃工場の四方八方で思い思いに表現力を爆発させるメンバーを遠くから撮影する方法で、広い空間での奥行きを活かした物理的な演出が、本公演独特の迫力を生んだ。
MCで古川は、初体験のライブ形式で“SUPER★DRAGONとはどういうグループなのか”ということを空間全体で表現ができたと話した。また、飯島颯は、前日からスタッフが準備をしたり、見ているファンがいてこそのシークレットベースであり、チームで作ったライブが楽しいと感謝を伝えた。池田彪馬は、真夏に廃工場でライブをするのが自分たちらしい、ライブを通じて自分たちだけの夏をいい形で作れた、との感想を述べた。最後は、友情を熱く歌った楽曲「BROTHERHOOD」で、感動的なラストを迎えた。横一列に並び、達成感に溢れた表情を見せるメンバーの姿は、まるで儚い青春の一ページのようだ。終始SUPER★DRAGONのパワーアップした世界観に圧倒される、大成功のライブだったのではないだろうか。最高にエモーショナルな空間を堪能できる同公演は、アーカイブ配信があるため、この最先端のオンラインライブを見逃さないでほしい。
SUPER★DRAGONは、アーティストブック『S★D File〜Deluxe Edition〜』を8月28日に発売。また、9月27日には5周年記念ライブの開催、11月15日には毎年恒例のイベント『DraFes2020』の開催が決定している。