『私がモテてどうすんだ』インタビュー
Girls²『私がモテてどうすんだ』インタビュー 映画主題歌、映画出演、グループの今後を語る
全員がTVドラマ初主演と同時にガールズグループとしてデビューしたシンデレラガールたちによる次世代ガールズ・パフォーマンスグループ、Girls²が7月29日に最新EP『私がモテてどうすんだ』をリリースする。
本作の表題曲「私がモテてどうすんだ」は、現在公開中の映画『私がモテてどうすんだ』の主題歌で、〈モテてどうすんだ〉というパワーワードを連呼するキラーチューン。一度聴いたら耳から離れず、つい口ずさみたくなってしまう楽しい楽曲だ。
歌詞の内容は、映画の物語と連動したもの。主人公の芹沼花依は、自分の恋よりイケメン同士の恋する妄想に夢中な女子高生。ある日、大好きなアニメキャラの死に落ち込んで激ヤセした結果、超絶美女になってしまい、イケメンたちから突然モテまくる羽目に。イケメン同士のカップリングが好きなのに、「私がモテてどうすんだ!」と叫ばずにはいられない展開なのだ。
そんな新感覚なラブコメディに、吉野北人(THE RAMPAGE from EXILE TRIBE)、神尾楓珠、山口乃々華(E-girls)、富田望生、伊藤あさひ、奥野壮と最旬キャストが集結。さらに、Girls²からも鶴屋美咲、小川桜花、増田來亜、山口綺羅、石井蘭が生徒役で特別出演も果たしている。
映画主題歌であり、メンバーの映画出演と、Girls²にとって大きなターニングポイントになった本作。そこで今回、楽曲、映画、そしてGirls²について、3人×3チームで語ってもらった。(佐藤結衣)
「私がモテてどうすんだ!」は自分を奮い立たせたいときに聴いてほしい曲
――最初のチームには、新曲「私がモテてどうすんだ」についてお聞きします。まずは、改めて自己紹介からお願いします。
鶴屋美咲(以下、美咲):はい! Girls²のヲタクリーダー、鶴屋美咲です。
原田都愛(以下、都愛):Girls²の平和主義者、原田都愛です。
増田來亜(以下、來亜):Girls²内のTHEインドア派、増田來亜です。よろしくお願いします!
――よろしくお願いします。この3人の共通点といえば何でしょうか?
來亜:うーん……早く帰りがち(笑)?
都愛:あはは、練習とかでもすぐ帰る。
美咲:たしかに! 1人を嫌ってないよね。
來亜:「じゃあ!」って、“ササッと1人で帰りがちチーム”かもしれないです。
――なるほど、3人ともさっぱりタイプなんですね。では、まず気になったのが今もみなさんがかけているメガネなんですが、こちらは何かコンセプトがあるのでしょうか?
來亜:今回は初回限定盤と通常盤でジャケットのデザインが異なっているんです。初回限定盤はみんなでメガネをかけて“優等生”感を出していて、通常盤ではちょっと大人っぽくカッコいい感じになっています。映画『私がモテてどうすんだ』の主人公がガラッと変わるイメージを、CDジャケットでも意識しています。
――みなさん普段はメガネをかけているんですか?
都愛:私はかけています。歌ったり踊ったりする時はコンタクトをしているんですけど、学校ではメガネです。でも、いつもはもっとレンズが細いやつをかけているので、衣装のメガネはフレームが大きくて違和感があります(笑)。
――そうだったんですね。みなさん、よく見るとメガネのデザインも、全く同じではないんですね。
美咲:はい、スタイリストさんに選んでもらいました! 優等生っぽさはあるんですけど、全体的にカラフルな衣装なので、そこのギャップも楽しんでもらえたら嬉しいです。
――楽曲を初めて聴いたときの印象はいかがでしたか?
美咲:イントロから想像していなかった音が鳴ったので、本当にびっくりしました。マネージャーさんから、曲のデータと一緒に「これまでとまた違った一面を見せていけるように頑張りましょう」という文面も送られてきて、これは新しいチャンスだとも感じました。映画の主題歌はたくさんの人に聴いてもらえるし、しかも耳に残る楽曲なのも良かったなと思っています。
都愛:私も最初聴いたときは少し驚いて、みんなと「結構強い感じの曲だね」って話しました。
來亜:今回は、映画に出演したメンバーが中心になって歌っているんですが、「どうやって歌ったらいいかな」とも話し合いましたね。
美咲:ボーカルの先生から「投げ捨てるような歌詞が多いので、丁寧に歌うというよりも、お腹から声を出して、吐き捨てるみたいなイメージで」とアドバイスをいただいたんです。それくらい思い切ったほうが、これまでの楽曲とのギャップも出せるから、と。でも、今までの歌い方とは違うので、そういう意味では大変な部分もありました。
――ダンスの面では、難しかったところはありますか?
都愛:細かい部分ですが、音に合わせて速く2回転しなくちゃいけないところがあって。そこが、難しいなと思いました。
來亜:1テンポで1つずつ踊ってたところに、急に1テンポで2つ振りが入るのが、今回の振付の特徴です。これまでの楽曲に比べて難易度は高いですが、TikTokで「#私モテチャレンジ」というチャレンジ動画を上げているので、ぜひ真似していただけたら嬉しいです。
美咲:もしかしたらチャレンジ動画は難しいかもしれませんが、みんなで踊れる簡単な振付もあるので参考にしてもらえると嬉しいです(笑)!
――たくさんの方が楽しめるようになっているんですね。では、レッスン中の思い出などはありましたか?
美咲:今回はレッスンが外出自粛期間中と重なっていたので、それぞれの自宅で練習をしたんです。TikTok用の映像も、1人ずつ撮影したんですけれど、家なのでジャンプがNGというメンバーもいて。工夫しながら撮ったのが新鮮でした(笑)。
都愛:たぶん動画を見たらすぐわかると思うんですけど、私も1人だけみんなとタイミングが違うところがあって。やっぱりみんなでレッスンをしていないと、自分の感覚で突き進んでしまうところがあるなと思いました。
來亜:家だとしっかりステップを踏み込めないので、大変でした。恐る恐るターンするといつもと感覚が変わって、フワ〜ッてカメラで映ってるところから飛び出してしまいそうになるんです。なので、位置も自分で少しずつ調整しながらやりました。それぞれが撮った映像を見て「あの振りちょっと違ったよ」って言い合うのが面白かったですね。
都愛:(石井)蘭ちゃんとか!
來亜:そうなんです、蘭ちゃんだけ腰をすごく落として、カッコよくなりすぎてました(笑)!
――TikTokの動画を見返したくなりますね(笑)。では、この曲はどんなタイミングで聴くのがオススメですか?
美咲:映画の主人公の気持ちが全部歌詞になっているんですけれど、それがすごく共感できる内容だったので、自然に表現できたと思います。情緒不安定になりがちな同世代の子たちが「こんなはずじゃないのに!」とか「あー腹立つ!」みたいな感情になったとき、1人じゃないよって元気づけることができたら嬉しいですね。
――そういう気持ちになることがあるんですか?
美咲:もちろんあります、主にお母さんに対してですが……。「今お風呂入ろうと思っていたのに!」とか(笑)。でも、そういえば都愛ちゃんが感情的になってるところ見たことない。
都愛:「もう!」って思っても数秒で忘れるかも(笑)。
來亜:さすが、平和主義!
都愛:あ、でも家でゲームの『スプラトゥーン』しているときはめっちゃ叫びます。「おりゃー!」って(笑)。
來亜:そうなの? びっくり! 怒っているときにも共感してもらえると思いますが、逆に心細くなったり、自分が弱っているときに聞いてもらうと、自分を奮い立たせて強くなれるんじゃないかなと思います。
――Girls²のみなさんはいつも元気いっぱいのポジティブなイメージですが、やっぱり落ち込んだりすることもあるんですか?
來亜:そのイメージを崩したくないんですけど……やっぱり一度はそれぞれのか弱い部分を見たことはあります。でも、9人もいるので、全員がいっぺんに落ち込むことがないのは、心強いですね。
美咲:「あー、今日は元気出ないな」っていう日でも、Girls²の現場に行ってしまえば自然と楽しくなれるんです。ハイテンションなメンバーに引っ張られて、みんな元気になりますね。
――いつもテンションが高いメンバーといえば、どなたでしょうか?
都愛:(山口)綺羅ちゃんはとても明るいです!
來亜:(小川)桜花も元気をシェアしていくタイプだよね。
美咲:映画の中で、Girls²メンバーはイケてる女子高生役として登場してるんですけど、私はもともとヲタク系なのでそれが難しくて(笑)。イケてる女子高生は、きちんとカバンを持たないらしいんです。ボタンも外して、パーカーを着て……一人でどうしようと悩んでいた時も、綺羅とか桜花が「こうやったほうがいいよー!」ってテンションを上げてくれました。
――2人が張り切ってレクチャーしているところが目に浮かびますね(笑)。では、最後にファンの方に向けて、改めてメッセージをお願いします。
美咲:Girls²としては、初めてこんなに強気なカッコいい曲をやらせてもらいました。試行錯誤をしながらみんなで頑張っていったので、映画と一緒にぜひ楽しんでください!