佐藤結衣の「K-POPメンバー図鑑」Vol.16

EXOの長男シウミン、愛されリーダー スホ、マルチプレーヤー レイ……多様な個性もつ年長メンバーたち

マイペースな天然系マルチプレーヤー・レイ

 現在、唯一の中国人メンバーとなっているレイ。その芸名は、台湾版『花より男子』の花沢類(フアゼー・レイ)から取ってつけられたという。口数が少ないがバイオリンがうまい花沢類のキャラクターが、物静かでピアノの得意なレイとリンクしていることからだったそうだ。「当時、僕はあまり考えず、みなさんが決めて」と伝えたという。そんな掴みどころのないところも、確かに花沢類っぽい。

 楽譜は読めないが耳コピができる絶対・相対音感を持ち、踊れば誰もがグループのトップクラスと認める魅力的な動きを披露し、歌えばソロアルバム『蓮(LIT)』が中国音楽配信サイト・QQ MUSICでわずか7分19秒で3千万元(約4億6000万円)を売り上げ、QQ MUSIC史上最短記録を更新。iTunesトップアルバムチャートでは世界21地域で1位を獲得した。やれば何でも器用にこなし、その才能を努力でさらに磨き上げる。それでいて話すと、韓国語や日本語が可愛く聞こえるという天然系ギャップも持ち合わせているのだからずるい。

LAY '莲 (Lit)' MV

 最近は中国での活動が中心となっているレイ。しかし、スホが軍入隊するタイミングで公開された集合写真には、レイもInstagramのストーリー機能を通じてリアクション。「愛し合おう。行ってらっしゃい、リーダー」の書き込みに、彼らの変わらない絆を感じずにはいられない。

関連記事