THE RAMPAGEメンバー分析【入門編】Vol.12:長谷川慎
THE RAMPAGE 長谷川慎、ダンス/演技/ファッション……好きなことを突き詰める“行動力” 人懐っこい末っ子キャラな部分も
今やJr.EXILE世代を牽引する16人組ダンス&ボーカルグループ、THE RAMPAGE from EXILE TRIBE(以下、THE RAMPAGE)。ワイルドなビジュアルやアグレッシブな楽曲、大人数で繰り広げるダイナミックなパフォーマンスが印象的な彼らだが、1人1人のキャラクターやメンバー同士の関係性を探ってみると、そこには意外な魅力が溢れている。そんな彼らの魅力を伝える、THE RAMPAGEメンバー分析。第12回目は、パフォーマーの長谷川慎について紹介していく。
長谷川慎は、1998年7月29日生まれで神奈川県出身。幼少期から好奇心旺盛で、幼稚園の頃は宇宙飛行士や忍者、小学校に上がってからは父親の職業である美容師になりたかったという。そんな彼がダンスを始めたのは、小学校4年生の時。初めは習い事感覚でやっていたが、EXPG東京校に入校し、仲間達と切磋琢磨していくうちに本気でアーティストになることを夢見るようになったそうだ(参照:TOKYO HEADLINE)。幼稚園の頃からリレーの選手をやっていたほど身体能力が高く、好きなことを突き詰めるためなら努力を惜しまない彼が特待生に選ばれたのは、必然だったと言えるだろう。特待生になると、キッズダンサーとしてEXILEのMVなどに出演するようになり、中学時代にはGENERATIONS from EXILE TRIBEのサポートメンバーに抜擢され、岩谷翔吾、藤原樹、浦川翔平らとともに数々のMVやライブに出演。年上のダンサーに負けじと、夢に続く階段を駆け上がっていった。そして、2013年、世界基準で活躍できるアーティストを育成することを目的としたオーディション「GLOBAL JAPAN CHALLENGE」に挑戦。その後、THE RAMPAGEの候補生に選出され、その後THE RAMPAGEの正式メンバーとなった。ちなみに、ボーカルのRIKUは、EXPG東京校で同時期に特待生になり、ほとんど同じ道のりを歩んできた同志。年齢的にはRIKUのほうが4つ年上だが、程良く雑な絡みが2人の付き合いの長さを物語っている。
得意とするダンスジャンルは、クランプ。もともとはストリートでの抗争や暴力を止めるため、それに代わるものとして生まれたダンスであり、足を踏み鳴らす“ストンプ”、胸を突き出す“チェストポップ”、力いっぱい腕を振り下ろす“アームスイング”といった、身体を大きく見せて挑発するような動作が特徴的だ。4月に配信されたインスタライブ「STALI HOMIES」によると、長谷川がクランプを始めたのは、EXPGの生徒時代にJUN(Twiggz)に出会ったことがきっかけ。1年くらい続けた後に一度やめるが、THE RAMPAGEが始動してからJUNと再会し、ダンサーとしての武器にするため、再びクランプを始めたそうだ。なおかつ、THE RAMPAGEにおいてはボーカルの川村壱馬とパフォーマーの武知海青もクランパーだが、それぞれ得意とするスタイルが異なり、武知曰く「慎はトリックというスタイルで、僕はパッション系、エナジー全開系」(引用:THE RAMPAGEが『HARD HIT』で示す、グループの成長と個性「ここが一つの勝負という感覚」)とのこと。2人の持ち味を生かすように、長谷川、武知、山本彰吾が振付を担当した6thシングル曲「HARD HIT」では、武知がパワフルでダイナミックな振付、長谷川は変化を加えるようなトリッキーな振付を考案した。同曲にはエモーショナルで荒々しい場面と硬く無機質な場面が表現されているが、その二面性を振付でも表現している。そのほか、5thシングル『Fandango』のカップリング曲「Dream On」も、鈴木昂秀と共に振付を担当している。