日向坂46、冠番組のスタート続々 『日向坂で会いましょう』で鍛え上げられたトーク&対応力に注目

 “バラエティに強いアイドル”というイメージが色濃くなっている日向坂だが、その実力が試されたのが4月14日に放送された『ウチのガヤがすみません!』(日本テレビ系)だった。「日向坂46vsガヤ芸人ガチンコ対決SP」と題して、総勢50名のガヤ芸人と日向坂がバラエティで対決するというものだ。日向坂が得意とする大喜利やモノボケなどのチームプレイができない中で、トーク力を見せつけたのがキャプテン佐々木久美。大好きな芸人に挙げたなすなかにしを挙げた際、「YouTubeチャンネルの数少ない登録者の中の1人」や「なんで人気ないのか不思議」など褒めながらもディスり、相手が様々な返しをできるトークでスタジオを盛り上げていた。また、激辛麻婆の試食では、辛いのが得意と言ってからの絶叫という教科書通りのリアクションを見せて笑いを誘っていた。

 また、宮田愛萌も機転を利かせながら随時期待に応える反応を見せていたのも興味深い。本来なら芸人たちをトークで弄り倒す技術を持っている日向坂46であるが、この番組での彼女たちは、ガヤ芸人たちに華を持たせるトークを展開していた。今の日向坂は、相手の流れに合わせてリアクションをすることもできる。バラエティタレントとして一つ上のステージに上がったようだ。

 メンバーそれぞれのポジションを担うチームワークの強さと、MCやゲストに対して心を開いて距離を縮めるコミュニケーション能力の高さは健在。それこそが日向坂46の魅力の根源だと感じる。とはいえ、4月21日に佐々木久美と小坂菜緒が『踊る!さんま御殿!!』(日本テレビ系)に出演した際には、手も足も出ない状況だったことも忘れてはならない。トーク技術はまだ発展途上であるが、勉強熱心な日向坂46は様々なバラエティ番組への出演を経てさらに磨きをかけていることは間違いない。今後のバラエティでの活躍が楽しみだ。

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