SixTONES、もう一度見たいパフォーマンスは? 『スッキリ』『Mステ』『CDTV』……それぞれのステージで見せた演出
相次ぐ生放送や収録の中止で対応に追われる各局。音楽番組も同様に軒並み中止になり、過去の放送回を再放送に切り替えている。なかには、過去の放送回のリクエストを募る番組もあるなど、当面はVTRでカバーする番組が増えそうだ。
今回は、今年デビューしたばかりのSixTONESのパフォーマンスをプレイバックしてみたい。
朝の情報番組での出演
デビュー日である1月22日に、朝の情報バラエティ番組『ZIP!』(日本テレビ系)に早朝から生出演したSixTONES。各コーナーに代わる代わる出演し、番組の終盤にライブパフォーマンスを披露した。
床には赤、オレンジ、黄色、黄緑、水色、青、6色の虹を思わせる放射状に伸びた線が描かれ、番組ロゴ「ZIP!」が映し出されたモニターをバックに「Imitation Rain」を披露した。朝の時間帯であることとセットの影響もあり、爽やかさをまとっていたのがレアな映像かもしれない。通常の振付に、『ZIP!』ポーズのアレンジを加える遊びを盛り込み、最後はきっちりとまとめあげた。いつでも遊び心たっぷりなところが彼ららしい。
翌23日には『スッキリ』(日本テレビ系)に出演。イントロでは背後からメンバーをローアングルから照らすスポットライトのみ。楽曲の高まりにあわせて赤、ブルーへと変わった。田中樹のソロで、薄いブルーの透明感のある照明でセットを照らし、抜け感のある空間を演出。音楽番組ではないこともあり、雰囲気が違うことは視聴者にも伝わってきた。しかし、どんな状況でも惹きつけるステージに変える、彼らのパフォーマンス力に改めて魅了された。
水も滴るいい男…ずぶ濡れSixTONES
デビューから2日後の1月24日に『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)に出演。これまでとは異なる黒いジャケット、インナーにはえんじ色のシャツを合わせた衣装で登場。「Imitation Rain」のMVさながらの演出でインパクトを残した。
「それでは聞いてください、Imitation Rain」というジェシーの言葉でスタート。ローアングルから照らすブルーの照明を背に立つ6人。ステージ全体が映ると、彼らは水の上に立っていた。水しぶきをあげるように足を踏み、サイドからあてられる照明が水しぶきを照らすと、一気に楽曲の世界観に引きずり込まれた。ジェシーから京本大我へと歌い継ぎ、<ガラスの薔薇の>と歌った京本、水を下から救い、放った様子はまるで薔薇の花びらのよう。サビからは激しさを増し、それはバシャンという水の音が物語っていた。
田中が丁寧にソロを歌い上げ、再び京本へつなぐと、今度はタイトルのごとく上から雨のように水が降り注び、髪、衣装を躊躇なく濡らした。胸元を握って下を向いた松村北斗。水に濡れた髪が、顔に影を落として情緒的だ。受け入れるように顔をあげた髙地優吾、顔にかかった髪をかきあげる森本慎太郎がたまらなくセクシーだった。
彼らの動きと照明がリンク、思いきりと細かな技術が重なりあった演出は何度もリピートしたい。