嵐、『アラフェス』開催が与える近い未来への希望 リクエスト曲から演出まで期待したいこと
3月16日に、嵐が『アラフェス 2020 at 国立競技場』を5月15、16日に東京・国立競技場にて開催することを発表した。7年ぶりの『アラフェス』開催にファンは歓喜、SNSでは「アラフェス」などの関連ワードがトレンド入りし、喜びの声に包まれた。
「6年間本当にすっげぇ楽しい思い出、作らせてもらいました」
約7年前、聖火に向かって感謝の気持ちを述べ、頭を下げた嵐。「またここで会いてぇーぜ!」という松本潤の言葉どおり、嵐が国立競技場に帰ってくる!
7年ぶりの『アラフェス』は未来への希望に
『アラフェス』とはファンからリクエストを募った人気の楽曲を中心に構成したライブのことで2012年、2013年の2回開催された。アルバムなどの新曲リリースと共に開催されることが多いライブとは違い、ファンの投票=想い、が詰まったコンサートだ。
公式Instagramでは、「『アラフェス 2020 at 国立競技場』本日情報解禁となりました」と発表し、新型コロナウィルスの感染拡大防止に触れ、イベント等の自粛中であること、事態の収束を待って案内すべきところ、とした上で、応募・リクエストをアナウンスした。
今回の新型コロナ感染予防対策として、目まぐるしく環境が変わり、息が詰まりそうな状況に、こんなときこそエンターテインメントの持つ役割や力の大きさ、大切さが身に染みた。インスタライブなど彼らの活動に励まされ、落ち着きを取り戻すきっかけになった人もいるのではないだろうか。嵐がもたらしてくれた久しぶりの明るいニュース。彼らの勇気ある取り組みが、近い未来への希望を与えてくれた気がしている。
ファンとメンバーの“協業”のような演出に期待
応募にあたっては、これまでの作品の中から15曲を選出するのだが、これがいざとなると難しい。SNSでは過去2回の『アラフェス』で歌っていない楽曲をリクエストしよう、という声も寄せられていた。
とにかく膨大な量の楽曲の中から絞り込むこと自体に時間がかかり、何度も聞きたい楽曲、ダンスがカッコいい楽曲、これまでに披露されてない楽曲、そして2013年の『アラフェス』以降にリリースされたシングルやアルバム、アルバム未収録曲もある。そこへ思い出などの個人的な理由も加わるのでさらに悩ましい(大変おこがましいが、嵐が天皇陛下に捧げた奉祝曲「Journey to Harmony」をリクエストしたいが、特別な楽曲だけに難しいかもしれない…)。
ちなみに、前回の『アラフェス』の総投票数は290,963通。さらにリクエストを元にメンバーが一つのコーナーをプロデュースした。2013年を例にすると、相葉雅紀がプロデュースしたサンセットソングのコーナーでは、夕暮れどきならでのブルーの濃淡、赤みがかった夕焼け、所々にみられる雲とが重なり、屋外ライブならではの情緒的な景色が楽曲とマッチしていた。今回もファンの投票とメンバーのアイデアを織り交ぜた、協業のような演出があるとより思い出深くなりそうだ。