東方神起 ユンホ、生き方を通じて示す“男神”のような姿 鍛え抜かれた心身、ピュアさで魅了

年々少年の心に近づくピュアさ

 ご存知の通り、東方神起の歩みは決して平坦ではなかった。韓国では瞬く間にスターダムを駆け上がったが、日本ではそこからまた3年の下積み時代が待ち受ける。ようやくその辛い日々が終わると、今度は人気絶頂期にしてメンバー3人が別の道を歩むことに。リーダーのユンホが選んだのは「東方神起」という大切な世界を守ることだった。

 もちろん、身も心もたくさん傷つくことになった。振り返ってみればユンホの歩みは、練習生になったときから逆境の中で、もがき続ける連続だ。称賛の声が上がれば、それ以上に鋭い言葉も投げかけられる。他の誰かが、彼の人生を体験したら、あっという間に擦れてしまうかもしれない。だが、ユンホはどんなに苦しい状況でも彼の口から出るのは恨み言でも弱音でもなく、それでも応援してくれるファンへの感謝の言葉だった。

 きっと悲しい思いをするたびに、純粋な愛情に目を向ける努力を続けてきたのだろう。年を重ね、レジェンドと呼ばれるようになる一方で、年々彼の言動に可愛らしさを感じるのは、ユンホを通じて世の中にピュアさを見ているからかもしれない。2019年8月には『シングル男のハッピーライフ』で、親友のBoAと遊園地に向かうと、2人はトラの耳を付けて大喜び。30代男女のデートというよりも、幼なじみ男の子と女の子がはしゃいでいるかのよう。長年トップを走り続けてきた2人には、通じるものがあるに違いない。

 世の中に笑顔を届けるエンターテイナーは、同時に弱さや悲しみと闘い続けるソルジャーでもある。強く、やさしく、そして美しく。こんなふうにカッコよく生きられたら。きっとユンホを応援する多くの人が、その生き方そのものに惚れ込んでいる。苦悩の分だけ歌に説得力が増し、乗り越えた分だけ表現力が豊かになっていく。

 隣を歩くチャンミンとの関係も、リーダーと末っ子から、気づけば頼もしいバディになった。ユンホが守るべきものと思っていたファンも、「東方神起」を守るチームの一員に。ユンホはつくづく、人々の上に立つ「神」ではなく、人々を懐に受け入れる生きる「男神」。これからも彼は私たちに見せつけてくれるだろう。「男の中の男」とは、どんな人間なのかを。



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