CYNHN、新体制初シングル『水生』での決意 結成3年を経た心境の変化も明かす
3年続けるのは“超難しかった”
ーーCYNHNは2017年に結成して、今年で丸3年になるんですよね。3年間活動をした感想を教えてください。
青柳:最初はフェスに出た後にエゴサをしても私の名前が出たことがなかったんですよ。でも「So Young」(2018年のシングル)を出してから、「かわいい」って言ってくれる人が現れてきて、(AKB48の「チャンスの順番」を歌いながら)「チャンスの順番〜♪が回ってきたんだ!」って思って。その辺から自信がちょっとだけつくようになって、「自分を出してもいいのか」と。それまでは「私、若いことしか売りがない」って思っていたので。
ーー他のメンバー、「うらやましい」と言わないでください。月雲さんはどうでしょう?
月雲:うーん……。自分から見た自分は、なんか見た目しか変わってない気がします。悩んでることとか、ずっと変わらずここまできちゃってるので。
ーー何を悩んでいるんですか?
月雲:……内緒です(笑)。成長できてるのか謎です、いまだに。CYNHNとしてじゃなくて、人として……。
青柳:でも、「かわいいね」って言うと「そうだよ」みたいな態度しますけど(笑)。
百瀬:自分がただただ“アイドルファン”をしていたときは、結成3年のアーティストやアイドルって、「3年か、まだまだこれからじゃん」みたいに勝手に思ってたんですけど、自分がやってみたら3年続けるのって超難しかったし、すごく長い時間に感じました。急に「待って、私、何も成長できてないし、歌もうまくなってない」みたいなのが始まっちゃったのが去年でしたし。
ーー百瀬さんはアイドル好きですが、悩んだときに他のアイドルを見に行ったりしなかったんですか?
百瀬:いや、聞いてくださいよ! 思い悩みすぎて、テレビですらアイドルが見れなかったんですよ。最終的に行き着く先は、『アメトーーク!』とかバラエティなんですよ。アイドルを見たい気持ちも普通にあるんですけど、「今見たらとても正気の沙汰じゃいられない」と思って。メンバーとかファンの人とかスタッフさんとかが、「うまくなってるから大丈夫だよ」みたいに言ってくれて、「大丈夫かもしれない」って思えてちょっと回復している感じですね。
ーー綾瀬さんは、2019年に休養している間は何を考えていました?
綾瀬:いろんな方がいてここまでCYNHNをやってこれたので、休む前は返せない恩をずっと返してるみたいな感覚だったんですよ。でも、お休みをいただいたときに、スタッフさんが「自分のことだけを考えてください」って言ってくださって、自分と向き合う時間も長くなって、そのとき初めて自分がやってきたことを肯定できたというか。必要な3年だったし、これからもたぶん不要な瞬間がない時間を過ごすと思いますね。
崎乃:3年続けるのって難しいんだなって、すごく実感しました。私も百ちゃんと「辞めても友達でいようね」みたいな話をしたぐらいで、つらいときがたくさんあったんですよね。CYNHNのみんなと一緒に歩いてると、「こんなかわいい女の子と一緒に歩いててすごいでしょ?」みたいな気持ちになれるんですけど、自分は基本的にすごく自信がないので、自分自身に対して”CYNHN”及び”崎乃奏音”を認めてもらえることを、次のステップとして目指していきたいと思っています。
ーー3月8日の恵比寿LIQUIDROOMから、全国ツアー『CYNHN LIVE TOUR「Predawn Blue」』が始まります。どんなパフォーマンスを見せたいでしょうか?
崎乃:今、CYNHNは5人になったけど、パフォーマンスが落ちたとかは一切なくて。でも、見に来ていただけないとそれは伝えられないし、私たちはみなさんを待つことしかいつもできないから、今ちょっと足が遠のいている方に「またちょっと見てみようかな」って思ってもらえるように活動をアピールしていきたいです。久しぶりに来ていただけた方に「やっぱCYNHNいいなぁ、また来ようかな」とか、初めて見てくださった方に「いいな」と思ってもらえるように、私たちはいつも全力で、そのときにできるすべてでライブをしていきたいですね。
百瀬:前回のツアーは、あまりにも自分が思い悩みすぎて楽しむことができなかったので、楽しみたいです。初めて行く場所もあるし、また戻れる場所もあるし、今までで一番大きいキャパの会場にも立てるし。お客さんにも「このワンマンライブが一番良かった!」って言ってもらえるようなライブにしたいです。
全員:(拍手が起きる)
月雲:いろいろな感情を抜きにして、ワンマンライブツアーを自分たちが楽しんで、それを見てもらうっていうのをまず第一にして、その次に今までの自分を超えられるようにやりたいです。
青柳:前回のツアーで、自分なりに完璧にはしていたんですけど、まだ準備が足りないような気持ちがあるまま迎えてしまって、自信がなくなってしまって。心の底から全部は楽しめなかったんです。そういうのって、たぶん観ている人も感じちゃうから、今は自信を持ってやろうって思ってるし頑張ります(目を見開く)。次はもっと心の底から楽しみたいです。
綾瀬:自分を超えたいですね。5人になることが決まって、そのスタートのツアーなので、次につなげられるようなものにしたいと思っています。この「水生」を背負って、みんなでCYNHNの歌を”CYNHN”として歌っていきたいですし、私は私の歌を歌っていきたいなって思います。完走できて、みんなに届いたらそれでいいなって思うし、「楽しかったね」って言えるように頑張りまーす! うふふ!
■リリース情報
CYNHN 7th single『水生』
2020年3月18日(水)発売
【碧盤】<初回限定盤A>CD+BD ¥4,545+税
BD:2nd one man LIVE Movie『Pray for Blue』収録
【蒼盤】<初回限定盤B>CD+DVD ¥1,636+税
DVD:「水生」Music Video & MVメイキング収録
【青盤】<通常盤>CD ¥1,091+税
■ツアー情報
『CYNHN one man LIVE TOUR「Predawn Blue」』
恵比寿 LIQUID ROOM 2020年3月8日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
名古屋 CLUB QUATTRO 2020年3月22日(日)OPEN 17:15 / START 18:00
大阪 バナナホール 2020年3月28日(土)OPEN 17:30 / START 18:00
神戸music zoo 太陽と虎 2020年3月26日(木)OPEN 18:30 / START 19:00 <番外編>
札幌 COLONY 2020年4月12日(日)OPEN 16:30 / START 17:00 <追加公演>