SixTONES、Snow Man……デビュー衣装が象徴するグループカラー ジャニーズの傾向を振り返る

 一方、個性的すぎて後世まで語り継がれる珍衣装も、過去にはいくつも存在する。

 例えば、嵐がデビュー曲「A・RA・SHI」を『ミュージックステーション』(テレビ朝日系)で初披露した時に着ていた衣装は、レインコートのようなスケルトン衣装の中に白い短パンを履いただけという衝撃的なもの。これについてメンバーの櫻井翔は、2017年に放送された『VS嵐』(フジテレビ系)の中で、「俺たちの頃はスケルトンが流行っていた。携帯、たまごっち、嵐は三大スケルトン」とコメント。本当にスケルトンが流行っていたから、あの衣装になったのかは定かではないが、いまだに話題にされるくらいのインパクトをお茶の間に与えたことは間違いない。

 また、「浪花いろは節」という演歌でデビューした関ジャニ∞は、白地に赤と金が映えるはっぴ風の衣装。こちらも、これまでジャニーズのイメージになかった和風の衣装で、強いインパクトを与えた。胸元に一人ひとり異なるメンバーカラーの柄が入っているという細かさも、ファンを喜ばせた。

 このようにデビュー時の衣装は、そのグループの世間への第一印象を左右する大事な衣装だ。嵐や関ジャニ∞など活動期間の長いグループは、デビュー◯周年などの記念の折に、デビュー時の衣装を着てステージに立つこともあった。

 次はどんなアイドルが、どんな衣装を着てデビューするのか。今後もジャニーズグループの動向を追っていきたい。

■みずさき
ライター。アイドルを中心にエンタメ系記事の執筆を行う。
また、アラサー女性4人組サークル「劇団雌猫」として執筆、イベント業も行なっている。
最新刊『本業はオタクです。 シュミも楽しむあの人の仕事術』が発売中。
Twitter:@samizusaki

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