SixTONESの歩みは“新世代ジャニーズ”としての道標に 密着ドキュメンタリー第4回を見て
新世代ジャニーズ、SixTONES
1月4日。横浜アリーナを皮切りにスタートしたコンサートツアー『TrackONE -IMPACT-』初日。デビュー曲「Imitation Rain」を初披露した。大盛況で進行した本編の最後、照明を落としメンバー一人ひとりがデビューにあたっての胸中を明かし、「Imitation Rain」へと繋げた。サビで京本大我が涙声で歌えなくなり、隣のジェシーも涙。メンバーが感極まった状態となり、ファンからは拍手がおくられた。
デビュー曲「Imitation Rain」。これまでの歴代アイドルグループのデビューとは全く毛色の異なる楽曲で勝負に出た。新たな挑戦こそ彼らが目指すものであり、彼らに求められていることだろう。
ジャニーズJr.として10年超。ここまでの道のりは決して平坦なものではなかったはずだ。後輩のデビューに、退所したメンバー、彼らの置かれた環境は目まぐるしく変化した。一度はバラバラになったこともあった、先の見えない果てしない時間を6人で進んできた。
メンバーの努力と、ファンの応援によって開かれた道標。先だった恩師が残してくれたデビューへの切符。やっと掴んだCDデビューの夢。もしかしたら自分たちの思い通りに進められることのほうが少なかったかもしれない。それでも、撮り終えたばかりのプレビューや、MVの完パケ映像をみつめる彼らの目の輝きには迷いも嘘も感じられなかった。
ファンへの感謝を惜しみなく伝え、仲間を信頼し、守る。情に厚く、そして何事も楽しむ。シンプルではあるが、容易なことではない。ジャニーズの新世代、SixTONESの魅力は6人が結束したときに放つ強さにあるだろう。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。