SixTONES、“カッコいい方”を選択するグループのイズム 密着ドキュメンタリー第3回を見て
「死に物狂いでやる」下積み時代のメンバーに共通していたこと
髙地優吾と田中樹はそれぞれゆかりの地を訪れた。横浜の街を訪れた髙地は、「SixTONES組んでからジャニーさんに『君はいるだけでいいんだよ』って言われて、いや仕事させてよ、俺は何を努力すればいいの? って……」と、恩師の言葉に悩み、ダンス、ボイスパーカッションと模索した日々のことを振り返った。
進路に迷ったときも、「死に物狂いでやるっていう共通点が一緒だったことが大きい」とメンバーとの絆を語った。「SixTONESがなくなったら最悪です。考えたくないです。考えられないです、俺がそうさせないです、なんとしてでも止めます」優しい表情を浮かべながら、頼もしい言葉を残した。
一方、地元の友人、中学時代の恩師に会いに行った田中。仲間とバスケをしたり、恩師とは教師と生徒というスタンスのまま、昔話に花を咲かせた。メンバーといるときと変わらない様子で接していたのが彼らしい。
メンバー6人の結束力
京本のレコーディングの件で感じられたが、彼らはどうせやるなら負荷をかける方を選択する、カッコいい方を選択するのが彼らの姿勢だろう。
本番組に限らず、彼らのインタビューで語られる言葉の端々からは、一貫してこの姿勢を感じる。周囲から寄せられるデビューへの期待、対照的に自分たちだけではどうすることもできない状況。かなりもどかしい時間を過ごしてきたことだろう。それでも前を向いて目の前の仕事を一生懸命にやる、それがSixTONESイズムの一つだ。
どんな時間も6人の仲間と進んできた。その結束力の強さは、バラエティ番組でも感じられた。メンバーの一人が奮闘すると、「いいぞ! よくやった」後ろにいたメンバーがすかさず声をかける。どれだけ心強いことだろうか。
次回予告では森本のインタビューに加えて、現在行われているツアー初日の映像がみられそうだ。
■柚月裕実
Web編集者/ライター。企画、担当編集、取材・執筆してます。
日本の男性アイドルの頑張りを見ては涙する30代。
始まりはSMAP中居さん。 KAT-TUN、NEWS中心の事務所担。年中HDDの整理と原稿書きに追われています。