佐藤結衣の『ラジオdeジャニログ』

関ジャニ∞ 大倉忠義のメンバーとeighterへの思い 今後への意気込みも語ったラジオを聞いて

 先日発表された『テレビ朝日ドリームフェスティバル2019 ~関ジャムFES~!!』(以下、『関ジャムFES』)も、その想いの表れのように感じてならない。『関ジャムFES』とは、『テレビ朝日ドリームフェスティバル2019』(10月12~14日、千葉・幕張メッセ国際展示場9~11ホール)の初日と、関ジャニ∞の冠番組『関ジャム 完全燃SHOW』(テレビ朝日系)がコラボレーションしたもの。

 関ジャニ∞に加えて、打首獄門同好会、清塚信也×NAOTO、ゴスペラーズ、Perfume、そして『大倉くんと高橋くん』で熱いトークを交わし、関ジャニ∞のために「メモリー・バンド」を書き下ろした谷中敦を含めた、東京スカパラダイスオーケストラも出演し、スペシャルパフォーマンスを披露するという。渋谷が脱退する際、盛大に送り出した『関ジャム 完全燃SHOW』が、またも粋なステージを用意してくれたかのようだ。

 また、11月からは5人での47都道府県ツアーもスタートさせる。「みんなに直接会いたい」と自らスタッフに伝えたこと。さらに「新しい僕らの方向性も示さなきゃいけない、複雑なeighterの子たちにこれで進んでいくんだと決意、覚悟を見せなきゃいけない」というツアーにかける意気込みも。

 「休みたいっていうのもあるけど、でも“こんちくしょー“ってところもあるから、すぐ走り出したいなって」と自らを鼓舞しながら、eighterに対しては「みんなはまだ立ち止まっててもいいかな、と。後ろを振り返っていても全然大丈夫です。時間が経って前を向いたときに、ちゃんと僕たちがそこに立っていられるように、笑顔で迎えられるように、準備をします」と、気遣う。常日頃から、それぞれの感じ方があると別角度の意見も尊重しようとする、大倉らしさを感じる一幕だった。

 整理がつかない寂しさも、前向きな応援も、それぞれの立場で、各々が抱く、様々な感情を受け止めながら、「今の選択が正解になるように頑張ります」と真摯に語った大倉。人生の選択に、絶対の正解なんてない。その選択の後の行動で、正解にしていくのだ。振り返って“あのときはしんどかったな“と、みんなで笑える日が必ず来ることを願いつつ、今はただ走り続ける関ジャニ∞にありったけのエールを送りたい。

(文=佐藤結衣)

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