『夏の夢/キミから一番遠い場所』インタビュー

ナナランドが語る、新体制での再出発とグループの現在地「この7人でできて幸せです!」

現在の私たちは“ギャップ萌えアイドル”!

安藤ゆきね

――2018年のデビュータイミングでもインタビューをさせていただきました。それから1年経って大きく変わったことと言えば、メンバーだと思います。昨年秋に1人、今年1月にもう1人卒業しました。「仲良し」と言っていただけに、寂しいのでは?

小日向:そうですね。卒業は……やっぱりすごく寂しいです。仲間として活動していたメンバーが、結構な人数卒業していますし(苦笑)。卒業ライブもお客さんがすごくつらそうな顔をしていて、それを間近で見るのもつらいです。それに、レッスンのやり直しも大変なんですよ。一旦、歌割りと振付が6人バージョンになるので。

――覚え直すわけですもんね。

小日向:そうすると、レッスンした曲だけしかできなくなるんですよね。対バンとかで「もっといろんな曲やりたいよね」ともどかしくなります。ワンマン前だととくに大変。新メンバーも覚えるの大変だし……。でも、そこで仲良くなりますね。団結します。

――一緒にいる時間も相当長いでしょうね。

小日向:レッスンの後にライブがあったりするので、家族よりも一緒にいる時間が長いかもしれません。7月7日(結成記念ライブ『ナナランドの日2019』)の前あたりなんて、ずっと一緒でした! そこで、琴音と菜々子は何曲覚えたんだっけ?

笹原:7曲?

西嶋:8曲だった!

――すごいですね!

小日向:加入から間もないのに、短期間でそれだけ覚えてくれました。そんな姿見たら、私たちも頑張ろうって思いますよね。

――そんな笹原さんと西嶋さんがナナランドに加入した経緯を教えてください。まずは、1月に加入した笹原さんから。

笹原:ずっとアイドルに憧れていたのが大きな理由です。とくに、同じ事務所のまねきケチャさんが好きなんですがオーディションの応募期間に間に合わなくて。そうしたら、ナナランドも募集することを知って急いで応募しました。それも、締め切りの30分前くらいだったんですけど。

――これまでアイドル経験は無いとのこと。どんなところをアピールしましたか?

笹原:ダンスは苦手で体育くらいしかやったことないし、歌は好きだけど習っていたわけでもないので……アピールはできなかったですね。

峰島:(間髪入れず)絶対うそ! 絶対うそ!

大場:顔でしょ。

峰島:そう、顔顔!

笹原:(困ったような様子で)……顔ですね。アピールポイントは。

全員:爆笑

――この前、週刊プレイボーイでグラビアもやったんですよね。

笹原:1人で別の環境に飛び込んだことは自信になりました。ナナランドのオーディションも、最後まで結構な人数が残っていたと聞いたので、ここまでこられたのは嬉しかったです。

――先輩たちから見た第一印象は?

峰島:ちっちゃいの来た! と思いました。

笹原:だって、はじめて会ったとき「わー! チビ!」って(笑)。

峰島:身長は同じなんだけどね。今まで私がダントツで小さかったので、ちっちゃいのきたきたー! と思って。

西嶋菜々子

――仲間が増えた感覚だったんですね。では、加入してから変わったことはありますか?

小日向:いい意味で変わっていないですね。琴音はいつでもこんな感じ。実は結構明るくて、もともと明るかったナナランドの雰囲気がもっと明るくなりました。で、菜々子が入ってさらに明るくなった。

――そうなんですね。じゃあ西嶋さんがナナランドに加入した経緯も。

西嶋:私もずっとアイドルに憧れていてなりたくて、オーディションを受けては落ちるを何度も繰り返していたんです。ナナランドもどうなるかと思って受けたんですけど、無事受かることができました。オーディションでアパレル店員のものまねをしたんですけど、それが良かったんですかね?

――良い一芸を持っていますね。

西嶋:最近はやっていないんですけど、当時は鉄板ネタで学校でもやってました(笑)。騒ぐのが好きなんですよね。

――そんな西嶋さんの第一印象は?

雪村:写真を見せてもらったときは、めっちゃおとなしそうで美人系だねってみんなで言っていたんです。でも、フタを開けてみたら全然で……すごくうるさい(笑)!

安藤:楽屋には、もちろん7人ちゃんと座れるだけの椅子があるんですけど、座らずずっと立ってるんです。ひとりでうろちょろしていますね。

大場:まだ半年も経っていないんだよね?

西嶋:まだ4カ月くらいです。

大場:信じられない! もう6年くらい一緒にいる感じなんですよ。そのくらい馴染んでいますね。

――加入当初は尻込みしてしまいそうですが、西嶋さんはそうじゃなかったんですね。

西嶋:最初は緊張していてなにも喋れなかったんですけど、ゆきねがLINEを教えてくれて。連絡を取り合っているうちにだんだん緊張がほぐれていきました。基本的にみなさん優しいですしウェルカム体制なので、打ち解けるまでにそこまで時間はかからなかったですね。

――1年前のインタビューでは話している最中に泣いてしまった安藤さんですが、先輩らしくなりましたね。

安藤:確かに、以前はプライドが無だったんですけど、後輩が続けて2人もできて先輩という意識は芽生えましたね。最近は泣いてもいないんですよ? 嬉し涙以外は!(笑)。それに負けたくないと言う気持ちもできて、個人練習も増えました。ただ、菜々子にダンスを教えたときは語彙がなくてあまり伝わらなかったんですけど(笑)。後輩を持つって難しいです。

笹原:「こと(笹原)といたら、ゆきねがしっかりしているように見える〜!」って言うんですけど、そうでもないよ? みたいな(笑)。でも、ポジション教えてもらったりして先輩らしいところもあります。

西嶋:ナナランドに溶け込めたのは、ゆきねが積極的に接してくれていたからなんです。2人でカラオケに行って暴れてる姿を見て、「あ、同類だ」「ゆきねちゃんもはしゃぐときははしゃぐんや」と思ったのは良い思い出です(笑)。そこで親近感を覚えましたし、支えてくれています。今も。

安藤:支えなきゃって思ってますからね。2人は楽観的だから落ち込みすぎないし、ダメだなと思ったところはちゃんと次にいかせる精神力とスキルはあるんですよ。強いですね。

――体制が変われば雰囲気も変わると思います。今のナナランドはどうですか?

峰島:マネージャーさんが、パフォーマンスにまとまりが出てきたねと言ってくれています。ライブにむけてのレッスンがあったから余計にそうなったんだと思うんですけど、そう言ってもらえったのはうれしかったですね。

雪村:メンバーが増えてますます明るくなって、普段は本当にわちゃわちゃしています。だけど、パフォーマンスに対しては真剣で決めるところは決める。そのギャップを楽しんでほしいですね。ナナランドは“ギャップ萌えアイドル”です!

峰島:「萌え」っている(笑)?

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