WINNER、幕張メッセで念願の単独ライブ 初アリーナツアーで見せる音楽と真摯に向き合う姿
後半のクライマックスは2017年の大ヒット曲「REALLY REALLY」と、“君を好きな理由はMillions(100万個ある)”という歌詞が韓国のアイドルファンの間でインターネットミームのようにもなった「MILLIONS」。「この先、自分たちがどこまで行けるかわからないが、その時は皆さんも一緒にいて欲しい」と語るYOONのMCの後、MINOが涙を見せる場面もあった。「今回はなるべく『4人』での楽曲を聞かせたかった」というコメント通り、ソロステージはなく、グループでパフォーマンスした楽曲は25曲以上。幕間のVCRもほとんどなく、楽曲とパフォーマンスのみをぎっしり詰め込んだ3時間だった。
韓国の男性グループには、メンバー全員での活動を休止せざるを得ない期間がほぼ必ずやってくる。その現実を考えると、今回の構成は「限られた時間の中で、いま見せられるメンバー全員での楽曲とパフォーマンスをなるべく多く披露する」というファンへのおもてなし精神と同時に、『WE』のサブタイトル「We or Never」を体現していたように感じられた。
『WINNER JAPAN TOUR 2019』はこの後、ツアーファイナルの9月16日マリンメッセ福岡まで8月10日オリンパスホール八王子、8月31日静岡市民文化会館 大ホール、9月1日日本特殊陶業市民会館 フォレストホール、9月14日ロームシアター京都 メインホールの5公演が続く。
■DJ泡沫
ただの音楽好き。リアルDJではない。2014年から韓国の音楽やカルチャー関係の記事を紹介するブログを細々とやっています。
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