「BABA嵐」を面白くする嵐5人の全力投球ぶり 相葉雅紀が6度目“最弱王”輝いた神回振り返る

 7月25日に放送された『VS嵐 2019夏 豪華2本立てSP』(フジテレビ系)内の人気企画「BABA嵐」で、相葉雅紀が通算6度目の“最弱王”に輝いた。ある意味栄冠とも言える史上最多の最弱王となった相葉。目に涙を浮かべて悔しがる彼の姿に、ネットでも「泣かないで」「相葉ちゃんよく頑張った」「むしろおめでとう」など、様々な反響が寄せられている。

 嵐の5人が、俳優や芸人など、トランプゲームの実力に関しては未知数の著名人たちと「ババ抜き」というごくシンプルなゲームで渡り合う「BABA嵐」。2013年の初回開催以来、シンプルな構成だからこそ味わえるドラマチックな展開に、嵐ファンや番組のファンのみならず多くの視聴者が魅了されてきた。

 6年目に入った今回の放送でもそのドラマチックさにはさらに磨きがかかり、数多くの名場面が誕生した。KAT-TUNの上田竜也、橋本マナミ、佐藤隆太、そして櫻井翔が出場した第1予選では、櫻井を「アニキ」と慕ってやまない後輩が集まる“アニキ会”のメンバーである上田が、櫻井を決勝へ進ませたくない一心で手札にババがないにも関わらず“シャッフルボタン”を連打。その後櫻井の代わりに“身代わり敗退”するなど、“アニキ”への忠誠心を見せつけて不思議な存在感を放っていた。また、大野智、戸次重幸、デヴィ夫人、西川貴教が奮闘した予選第2試合では、大野とデヴィ夫人の白熱したジョーカーのやり取りに注目が集まる。2人の間で何度も行ったり来たりするジョーカーに大野は思わず苦笑。ティーカップで優雅に紅茶を口にするデヴィ夫人の余裕ある姿との対比にスタジオでも笑いが起こっていた。なんとか決勝進出を免れた大野だったが、あまりの焦れったいジョーカーのやり取りに緊張の糸が切れたのか「もうババ抜きやりたくない……」と子供のようにテーブルに突っ伏していたのが印象的だった。

 山口智子、田村淳、加藤諒という濃い面々を相手に冷静沈着に渡り合った二宮和也や、滝沢カレンやMattの未知数な振る舞いに翻弄されながらも遠藤憲一と一騎打ちに持ち込んだ松本潤など見所は尽きないが、やはり最大のハイライトは二宮が「アダムス・ファミリー」と称した決勝大会だろう。前回最弱王の相葉が待つ決勝に集結したのは、上田、デヴィ夫人、加藤、そして松本という個性豊かすぎる面々。「最弱王」の称号が背中に描かれたジャケット姿で緊張した面持ちの相葉は、「松潤来てくれて良かった! ほら、ここにいると松潤が薄く見える」と安心したように口にし、笑いを誘った。

 松本の存在によって緊張が緩んだ様子の相葉だったが、スタジオの櫻井に「泣かないでね」と優しく声をかけられるとすぐさま表情を引き締め、「泣かないよ! 負けないもん」と胸を張る。収録前に神社へ足を運び、おみくじで大吉を出したと豪語する相葉だが、「BABA嵐」企画でも頭脳戦に特に強くメンバー内でも唯一最弱王に選ばれたことがない“策士”二宮には、「彼はおみくじで大吉引いた時に運使い果たしてますからね」と言われてしまう。彼のそんな言葉を裏付けるように試合開始早々にしてジョーカーを手にしてしまった相葉は開始早々から不安げな表情に。健闘の甲斐あってか一度は相葉の手を離れたジョーカーだったが、シャッフルタイムで見事にその手元に帰還。結果的に相葉が驚異的な“引きの強さ”を見せることで試合は決着した。

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