日向坂46、他の坂道グループにはない魅力とは? 『THE MUSIC DAY』出演を機に解説

 日向坂46(以下、日向坂)が、本日7月6日放送の音楽特番『THE MUSIC DAY 2019 〜時代〜』(日本テレビ系)に出演する。今年3月27日にシングルデビューを果たし、音楽特番への出演が増えいくことも予想される日向坂。企業キャンペーンやテレビ番組での露出が増え知名度も上がってきている彼女たちであるが、いったいどんなグループなのかよく知らない人も多いはず。そこで本稿では、他の坂道グループとの違いや、日向坂の方向性/魅力を改めて掘り下げてみたい。

日向坂46『ドレミソラシド』(通常盤)

 日向坂は、今年2月に「けやき坂46」(以下、ひらがなけやき)から改名し、シングル『キュン』でデビュー。一期生が11人、二期生が9人、三期生1人というメンバー構成となっている。しかし一期生の柿崎芽実が卒業を発表しており、濱岸ひよりと影山優佳が休業していることから、現在は実質19人で活動している。グループカラーは「空色」。彼女たちのモットーは“ハッピーオーラ”で、爽やかで幸福感に満ち溢れるパフォーマンスが特徴だ。

 そんな彼女たちの最大の強みはどんなジャンルでも器用に対応できるところだろう。例えば、シングル表題曲「キュン」や「ドレミソラシド」で王道アイドルソング路線を開拓する一方で、硬派でエモーショナルな楽曲「JOYFUL LOVE」「ときめき草」や、ディスコ調のサウンドの「キツネ」も堂々と歌いきってみせる。彼女たちのこうしたハイブリッドな側面は、ひらがなけやき時代に幅広いジャンルの楽曲を歌ってきたことで身につけたものだ。

 また、バラエティ能力の高さにもふれておきたい。『日向坂で会いましょう』(テレビ東京)ではMCのオードリーとの絶妙な掛け合いを見せる。現在放送されているバラエティ番組の中でも1、2を争う面白さと言っても過言ではない。共演者をも虜にするずば抜けた対応力を見ていると活動の幅が広がっているのも頷ける。

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