The QUEEN of PURPLE、日本武道館への大きな一歩となった初の単独ライブを振り返る

次の目標は単独・日本武道館 

越前ムラサキ(野村麻衣子)

 再びムラサキを交え、後半は「Clash!!!」、「I AM」、「DAYS」と激しいサウンドを次々と繰り出してラストスパートをかけた。「Clash!!!」では、「いくぞー! ワンツースリー! 踊れ~!」の合図で、観客は身体を揺らしながらサビを一緒に歌い、合いの手を全力で叫んだ。本編ラストはムラサキの「あなたの声を聞かせて下さい」という声に続いて「DAYS」を披露。1stアルバムのラストに収録されたヘビーなミディアムロックで、イントロからアンセム感たっぷりの歌声が広がるナンバー。ここでは観客全員が一緒に歌い、まさしくステージと客席が一体となる盛り上がりになった。歌詞からは「ライブというかけがえのない場所で出会ったことは、決して忘れない。これからも一緒に、もっと先へと歩んで行こう」という彼女たちの思いが伝わってくる。呼吸を荒くしながらも、まるで願いをかけるようにムラサキはエモーショナルな歌声を観客に届けた。

堺屋ユメノ(山本彩乃)

 アンコールでは、Le☆S☆Caの「ひまわりのストーリー」やセブンスシスターズの「WORLD’S END」など、『ナナシス』の他のユニット曲のカバーを披露した。「ひまわりのストーリー」をアコースティックで聴かせたりと、オリジナルとは違ったアレンジが実に新鮮だ。ファンもこの日だけの特別なプログラムを、耳と目と心に焼き付けたことだろう。

 MCでは、それぞれのソロ曲についてやZepp Tokyo公演の感想などを語り合い、「次の目標は単独での武道館」と語った4人。武道館と言えば、かつてDeep Purpleなど海外のハードロックバンドが多数そのステージに立ち、ロックの聖地とまで呼ばれていた。それら海外のハードロック/ヘビーロックの意志を受け継ぐThe QUEEN of PURPLEであれば、武道館のステージに立つのはある意味宿命とも言える。今の『ナナシス』の人気と彼女たちの勢いがあれば、目標を達成する日はそう遠くないうちに訪れるのではないかと思う。

■榑林史章
「THE BEST☆HIT」の編集を経て音楽ライターに。オールジャンルに対応し、これまでにインタビューした本数は、延べ4,000本以上。日本工学院専門学校ミュージックカレッジで講師も務めている。

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