SEVENTEEN、「Happy Ending」で描くCARATとの物語 グループの魅力引き出す振付も

セルフプロデュースだからこその日韓曲の乖離の少なさ

 前回の「CALL CALL CALL!」も今回の「Happy Ending」も日本オリジナル曲だ。今までも何度か触れてきたが、K-POPの日本オリジナル曲は“ローカライズ化”されることがある。そして、それが時に一部のファンから不評を買っていることも言及してきた。

 しかし、SEVENTEENの場合は日韓での乖離が少ないのだ。それは、両方の楽曲で、SEVENTEENメンバーが関わっているからだろう。「Happy Ending」の後には韓国でリリースされた「Oh My!」の日本語バージョンが続くが、その流れには全く違和感はない。逆に、例えば「Happy Ending」が韓国語の歌詞になって韓国のアルバムの中に収録されても、違和感はないのではないだろうか。それくらい“SEVENTEENらしさ”を彼ら自身が大事にしているのだろう。

 現在、渋谷エリアを“大ジャック”する「#セブチがジャック」キャンペーンを行なっているSEVENTEEN。日本の音楽シーンをジャックする日も近いかもしれない。

■西門香央里
東京在住のフォトライター。K-POP、韓国トレンド、旅行、グルメ、カルチャーなどを中心にWebメディアなどで活動中。年3~4回の渡韓でエネルギーを蓄えている。いつまでも年齢不詳でありたい通年おかっぱの人。座右の銘は「努力は裏切らない」。
寄稿媒体:いまトピ、エキサイト、TABIZINE、SHELBEE…等

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