赤頬思春期が起こす、K-POP旋風の新潮流 期待の2人組デュオ日本デビューに向けて
繊細な暖かみを感じる自作曲でブレイク
韓国発2人組女性デュオ、赤頬思春期(あかほおししゅんき/英語表記:BOL4)をご存知だろうか? K-POPといえば、日本ではTWICEやBLACKPINKなど、歌って踊れるダンスグループを思い浮かべる人が多いかもしれない。しかし、赤頬思春期は韓国で2016年に1stアルバム『RED PLANET』によって、日本で言うところのゆずやコブクロのような2人組デュオとしてメジャーデビュー。“思春期の記憶・残像”をテーマに、アコースティックな暖かみを感じる楽曲によってブレイクした新しい才能だ。
爽やかさと憂いを併せ持つ彼女たちの歌に、西野カナやテイラー・スウィフトなどのポップシンガーと近い雰囲気を感じる日本のリスナーは多そうだ。思春期にうつろう繊細な恋心。ハンドメイドな暖かさ。そう、ミュージックビデオやアートワーク含め、ちょっとローファイさのあるインディペンデントな世界観も、彼女たちの人気の理由の一つかもしれない。
聴く者の心を癒し魅了する、日常に溶け込む共感度の高いクリエイティブセンスから、韓国版シティポップとも言われている赤頬思春期。筆者は90年代における、Lisa Loeb & Nine Stories「Stay」や、The Cardigans「Carnival」などの国内ヒットを思い出した。作品至上主義であるSpotify、Apple Musicなどのストリーミングサービスや、FMメディアとの相性の良さを感じたのだ。
1億再生を突破したヒットが7曲
赤頬思春期は、すでに音楽ストリーミング配信サービスで、1億再生を突破したヒットを7曲(「宇宙をあげる」、「Some」、「Travel」、「私だけダメな恋愛」、「好きだと言って」、「他人になれるかな」、「最初から君と私」)持つ。音源チャートではワールドスターであるBTSやBLACKPINKらと競い合い1位を奪取する番狂わせを起こした結果、作品力の高さにリスペクトを込めて、K-POP最強の“音源女王”と呼ばれている。
4月末、韓国のベテランミュージシャンがMCを担当する人気音楽番組へ出演。“1億ストリーミング・メドレー”と題したメドレーを披露し、大きな話題を呼んだ。
現在、YouTube上では、2016年8月に公開した韓国でのメジャーデビュー曲「宇宙をあげる」が6800万再生(日本語バージョンを5月22日に先行配信)、2016年12月に公開した「好きと言って」は5500万再生、2018年5月に公開された「Travel」は5000万再生を突破。2017年にはアジア最大の音楽アワード『MAMA(Mnet Asian Music Awards)』にて、ベストボーカル・パフォーマンスグループ賞をデビュー2年目にして受賞おり、夢はグラミー賞受賞へと広がっていく。