NEWS、なぜコンセプチュアルな楽曲多い? 振付担当する杉谷一隆をゲストに迎えたラジオを聞いて

 NEWSの小山慶一郎がパーソナリティを務めるラジオ『KちゃんNEWS』(文化放送)の3月5日放送回に、振付稼業air:manの杉谷一隆がゲストとして登場。杉谷といえばNEWSのライブ演出を担当しており、多くの楽曲の振付も手がけてきた、NEWSには欠かせない存在だ。

 彼らと杉谷の初仕事は「weeeek」(2007年)を起用したCMだったと振り返るふたり。当時は、まだ6人だったNEWS。そこからメンバーの脱退があり、一時期はグループ存続の危機にも直面した。4人体制で初めて発表した楽曲「チャンカパーナ」の振付も杉谷が担当。苦しい時期も、ずっと4人と共に歩み続けてきた戦友でもある。

 小山の頭の中で、きっと様々な風景が駆け巡ったのだろう。「もう長いよねー……」としみじみ噛み締めたと思ったら、「なんでこんなにNEWSを嫌がらずやってくれるんですか?」と、ど直球な質問が飛び出した。思わず口をついて出たからなのか、自分で聞きながら笑ってしまう小山。だが、「それぞれメンバーのクセもあるし、グループとしてもどういう方向性だっていうのもいろいろリクエストがくるなかで、なんでこんな続けてくださるんですか?」と、質問の意図を真剣に伝える。

 すると、杉谷は「ひとことで言うと、好きなんですよね。シンプルに好きです」と明快に回答。「なんで好きかっていうと、なんでも嫌がらずにやられるじゃないですか、結構エッジが立った曲も。真っ白なキャンバスで、どんなふうにも染まるというか。それは単純にクリエイティブ冥利に尽きますよね」。

 確かにNEWSの楽曲は他のジャニーズアイドルと比べても、コンセプチュアルなものが目立つ。その世界観を創り上げるためには、メンバーの集中力が欠かせない。少しでも躊躇した瞬間に、その空気が壊れてしまうからだ。NEWSの4人は、そのスイッチに迷いがない。なぜそれができるのかは、この後に続く小山の言葉に凝縮されている。

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