DEAN FUJIOKA、自身初のアジアツアーへの想い語る「香港がスタートだとすると台湾は学校」

 今作の表題曲である「History In The Making」について、「自分のアジアツアーのテーマ曲ということで、歌詞は中国語で行こうと最初から決めてました」と話すDEANは現在、初のアジアツアー『DEAN FUJIOKA 1st Asia Tour 2019 “Born To Make History”』の真っ最中。今回のツアーでDEANが訪れるのは、日本以外だと上海、香港、台湾の3都市である。

 そこで、各都市ごとに意気込みを尋ねられると、「上海は住んだことはないんですが、映画やCM、雑誌の撮影などでよく行ってた場所です。活動拠点を日本に移してからは、こういったライブなど、自分の名前を出して行くのは、ほぼ初めてなので、その節はお世話になりましたという気持ちで挑みたいです」(上海)。「香港は僕のスタート地点ですね。社会との接点というか、仕事をする上で鍛えられました。本当にスパルタでした(笑)。初めて映画に出させていただいたのも香港でしたし、パッションみたいなものを気づかせてくれた、自分が人生で何をしたいのかをはっきりと思い知らせてくれた街ですね。そんな場所で最近作ってる音楽はこんな感じです。みたいなライブができたらなと」(香港)。「香港がスタートだとすると、台湾は学校みたいな感じでしたね。より大きなスケールでエンターテインメントの仕事とは何かということを教えてもらった街です。台湾でライブをやるのは、過去共演して、いま第一線で活躍している同業者がたくさんいるので、一番緊張しますね。しっかり準備してベストなものを届けられたらいいなと思ってます」(台湾)と思い出を交えてながら、熱く語ったDEAN。

 その後、「イントロドン」や「質問コーナー」も設けられ、会場は終始大きな盛り上がりを見せていた。最後にもう一度アジアツアーについての話題になると、「サプライズ盛りだくさんでやっているので、ぜひ楽しみにしていてください」と笑顔を見せる。DEANは「見に来てくださった皆さんと一緒に、楽しい思い出を作っていけたらいいなと思っています」と続け、会場を後にした。常に笑い声が聞こえるような和やかなムードの中、進んで行った、今回のスペシャルトークイベント。残りのアジアツアーもまた、DEANも観客も笑顔が溢れるライブになることだろう。

(取材・文=戸塚安友奈/写真=エグマレイシ)

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